古代官衙・集落研究会 特別研究集会
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独立行政法人国立文化財機構 奈良文化財研究所では、下記のテーマ、日程で特別研究集会をおこないます。関係各位のご参加をお待ちしております。また、お近くの関係者の方々にもお知らせいただけましたら幸いです。
【テーマ】
「律令国家成立期の地域動態1-筑紫から大宰府へ-」
古代官衙・集落研究会は、1996年から毎年12月に古代都城が所在した奈良の地において研究集会を開催してきた。この研究集会は、律令国家を構成する様々な遺跡、遺構、遺物を対象とするテーマを設定し、全国の考古学・文献史学・古代史の研究者が一堂に会し、熱く議論を交わす場となっている。
この度、各地域における古代官衙・集落の実態をより一層明らかにするため、地元のことをよく知る研究者とともに、現地の最新の調査・研究成果をふまえつつ議論を進める特別研究集会の開催を企画した。
第1回目となる今回は、北部九州を中心に近年の官衙・集落遺跡の調査研究を俯瞰し、律令国家成立前後の西海道と地域社会について検討する。律令制下における西海道では、屯倉の設置を端緒として、大宰府の成立という中央政権と深く結びつく施設・機関の設置を経て、古墳時代以来の地域社会が変容・変質しつつ展開したものと考えられる。
近年、これらの官衙・集落に関わる調査・研究の進展にともない、屯倉の成立や大宰府の成立過程と集落の変容過程をより詳しく知ることができつつある。
今回の研究集会では、これらの新たな知見を共有するとともに、西海道・筑紫国の成立と糟屋屯倉・那津官家・大宰府の成立前後の集落・官衙の様相を整理する。律令国家成立過程における北部九州社会の歴史的特質について議論し、現状の課題を明確化することを通じて、今後の調査研究の新たな視点を得る機会としたい。
【後援】
福岡市・福岡市教育委員会
【日程】
2024年9月21日(土)・22日(日)
【場所】
福岡市博物館 講堂 〒814-0001 福岡市早良区百道浜3丁目1-1
»アクセス https://museum.city.fukuoka.jp/about/access.html
(奈良文化財研究所ではありませんので、ご注意ください。)
■9月21日(土) テーマ1 屯倉と地域社会
13:10~13:30 趣旨説明 馬場 基(奈良文化財研究所)
13:30~14:10 屯倉制と評の成立―筑紫を中心に― 酒井 芳司(九州歴史資料館)
14:10~14:50 筑紫地域の集落動態 上田 龍児(大野城こころのふるさと館)
<休憩>
15:00~15:40 西海道の宅と倉 重藤 輝行(佐賀大学)
15:40~16:20 那津官家と地域変容 菅波 正人(福岡市)
16:20~17:00 糟屋屯倉と評衙 西垣 彰博(粕屋町教育委員会)
■9月22日(日) テーマ2 律令制の成立と筑紫
9:45~10:25 宮都から見た成立期の官衙 小田 裕樹(奈良文化財研究所)
10:25~11:05 筑後国成立期の官衙と集落 神保 公久(久留米市)
<休憩>
11:15~11:55 大宰府管内成立期の官衙 杉原 敏之(福岡県教育庁)
11:55~12:35 大宰府における古代道復元の成果と課題 小鹿 野亮(筑紫野市教育委員会)
<昼食>
13:30~15:30 総合討論 司会 宮田 浩之(小郡市) 馬場 基・小田 裕樹(奈良文化財研究所)
15:30~ 閉会挨拶
【情報交換会】
21日終了後、情報交換会を開催します。
※ 参加ご希望の方は参加申込メールにご記入ください。
※ 情報交換会の参加は任意です。
【参加申込】
参加希望者は、①氏名・②所属・③情報交換会参加の有無・④Eメールアドレス(または電話番号)を明記のうえ、下記メール宛にお申し込み下さい。
9月13日(金)までにお申し込みいただきますようお願いします。
なお、参加申込書にご記入いただきました内容につきましては、受付等研究集会の事務作業以外には使用いたしません。
宿泊の手配は各自でお願いします。
※12月に開催する第28回研究集会につきましては、11月初旬に当HPにてご案内いたします。
チラシのご案内
https://www.nabunken.go.jp/fukyu/docs/20240921_kodaikanga_tokubetsu.pdf
【テーマ】
「律令国家成立期の地域動態1-筑紫から大宰府へ-」
古代官衙・集落研究会は、1996年から毎年12月に古代都城が所在した奈良の地において研究集会を開催してきた。この研究集会は、律令国家を構成する様々な遺跡、遺構、遺物を対象とするテーマを設定し、全国の考古学・文献史学・古代史の研究者が一堂に会し、熱く議論を交わす場となっている。
この度、各地域における古代官衙・集落の実態をより一層明らかにするため、地元のことをよく知る研究者とともに、現地の最新の調査・研究成果をふまえつつ議論を進める特別研究集会の開催を企画した。
第1回目となる今回は、北部九州を中心に近年の官衙・集落遺跡の調査研究を俯瞰し、律令国家成立前後の西海道と地域社会について検討する。律令制下における西海道では、屯倉の設置を端緒として、大宰府の成立という中央政権と深く結びつく施設・機関の設置を経て、古墳時代以来の地域社会が変容・変質しつつ展開したものと考えられる。
近年、これらの官衙・集落に関わる調査・研究の進展にともない、屯倉の成立や大宰府の成立過程と集落の変容過程をより詳しく知ることができつつある。
今回の研究集会では、これらの新たな知見を共有するとともに、西海道・筑紫国の成立と糟屋屯倉・那津官家・大宰府の成立前後の集落・官衙の様相を整理する。律令国家成立過程における北部九州社会の歴史的特質について議論し、現状の課題を明確化することを通じて、今後の調査研究の新たな視点を得る機会としたい。
【後援】
福岡市・福岡市教育委員会
【日程】
2024年9月21日(土)・22日(日)
【場所】
福岡市博物館 講堂 〒814-0001 福岡市早良区百道浜3丁目1-1
»アクセス https://museum.city.fukuoka.jp/about/access.html
(奈良文化財研究所ではありませんので、ご注意ください。)
■9月21日(土) テーマ1 屯倉と地域社会
13:10~13:30 趣旨説明 馬場 基(奈良文化財研究所)
13:30~14:10 屯倉制と評の成立―筑紫を中心に― 酒井 芳司(九州歴史資料館)
14:10~14:50 筑紫地域の集落動態 上田 龍児(大野城こころのふるさと館)
<休憩>
15:00~15:40 西海道の宅と倉 重藤 輝行(佐賀大学)
15:40~16:20 那津官家と地域変容 菅波 正人(福岡市)
16:20~17:00 糟屋屯倉と評衙 西垣 彰博(粕屋町教育委員会)
■9月22日(日) テーマ2 律令制の成立と筑紫
9:45~10:25 宮都から見た成立期の官衙 小田 裕樹(奈良文化財研究所)
10:25~11:05 筑後国成立期の官衙と集落 神保 公久(久留米市)
<休憩>
11:15~11:55 大宰府管内成立期の官衙 杉原 敏之(福岡県教育庁)
11:55~12:35 大宰府における古代道復元の成果と課題 小鹿 野亮(筑紫野市教育委員会)
<昼食>
13:30~15:30 総合討論 司会 宮田 浩之(小郡市) 馬場 基・小田 裕樹(奈良文化財研究所)
15:30~ 閉会挨拶
【情報交換会】
21日終了後、情報交換会を開催します。
※ 参加ご希望の方は参加申込メールにご記入ください。
※ 情報交換会の参加は任意です。
【参加申込】
参加希望者は、①氏名・②所属・③情報交換会参加の有無・④Eメールアドレス(または電話番号)を明記のうえ、下記メール宛にお申し込み下さい。
9月13日(金)までにお申し込みいただきますようお願いします。
なお、参加申込書にご記入いただきました内容につきましては、受付等研究集会の事務作業以外には使用いたしません。
宿泊の手配は各自でお願いします。
※12月に開催する第28回研究集会につきましては、11月初旬に当HPにてご案内いたします。
チラシのご案内
https://www.nabunken.go.jp/fukyu/docs/20240921_kodaikanga_tokubetsu.pdf
主催奈良文化財研究所 古代官衙・集落研究会
連絡先
【申込・問い合わせ先】〒810-8620 福岡市中央区天神1-8-1
福岡市役所経済観光文化局埋蔵文化財課内
古代官衙・集落研究会 九州大会 事務局(菅波正人・杉原敏之・小田裕樹)
E-mail:msuganami65☆gmail.com (☆を@に変更してください)
FAX:092-733-5537