Takadono and tatara iron smelting
論文 たたら吹製鉄の高殿遺構
UWAGAKI Takeshi
( 上栫 武 )
高殿はたたら吹製鉄で製鉄操業を行う製錬場で,それ自体をたたらと呼称することがある。本稿では,高殿遺構の考古学的検討を行って時期的・地域的特性を導き出し,18世紀中葉に大きな画期を見出した。その内容は高殿規模の大型化とそれに対応した安定構造の採用(丸打高殿が円形から隅丸方形へ変化),空間利用の定型化である。これらの変化の背景には高殿の長期利用,いわゆる永代操業への対応を指摘する。また,上部構造の変化も検討し,下屋の設置が中国地方でも西部地域で確認されることを指摘した。下屋の設置は,建物構造の変化という現象面だけではなく,経営全般を見越した対応策と評価した。
上栫武 2023「論文 たたら吹製鉄の高殿遺構」 『考古学研究』
https://sitereports.nabunken.go.jp/en/article/127574
NAID :
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Age
文化財種別
史跡・遺跡種別
製鉄
遺物(材質分類)
学問種別
考古学
テーマ
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Created Date :
2025-08-02
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