第Ⅲ章 室田 大繩下遺跡
田中 万智
調査区は砂丘を南北方向へ縦断する市道上に設定されている。そのため、砂丘や砂丘間凹地の地形変換を把握できた。なお、このうち1・9~11区については近現代の開発に伴う削平により現市道直下は無遺物層の堆積が確認された。2~4区では硬化面を伴う水平堆積層が確認されており、道状遺構であると推測される。道状遺構の延長報告は現在の市道と同軸方向であり、遺構の年代は覆土の特徴から中世~近世であり、覆土最上位層には宝永パミス・スコリアが混入していた。
田中万智 2025「第Ⅲ章 室田 大繩下遺跡」 『公共下水道布設関連遺跡調査報告Ⅲ』茅ヶ崎市埋蔵文化財調査報告
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