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一般国道349号(大綱木工区)関連遺跡発掘調査報告

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/72695
DOI 2D code
2D Code download
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.72695
For Citation 公益財団法人福島県文化振興財団 遺跡調査部 2019 『福島県文化財調査報告書536:一般国道349号(大綱木工区)関連遺跡発掘調査報告』福島県教育委員会他
公益財団法人福島県文化振興財団 遺跡調査部 2019 『一般国道349号(大綱木工区)関連遺跡発掘調査報告』福島県文化財調査報告書536
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File
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Title 一般国道349号(大綱木工区)関連遺跡発掘調査報告
Participation-organizations 福島県教育委員会 - 福島県
Store Page https://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/70017a/
※ 有償頒布・配布していない場合もあります
Alternative いっぱんこくどう349ごう(おおつなきこうく)かんれんいせきはっくつちょうさほうこく
Subtitle 向ノ入山遺跡
Volume 1
Series 福島県文化財調査報告書
Series Number 536
Author
Editorial Organization
公益財団法人福島県文化振興財団 遺跡調査部
Publisher
福島県教育委員会
福島県土木部
Publish Date 20191129
Publisher ID
ZIP CODE 9608688
TEL 0245211111
Aaddress 福島県福島市杉妻町2−16
Report Type Codes
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
NII Type Research Paper
Research Report 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
NCID
JP Number
Other Resource
Remark
Articles
Site
Site Name 向ノ入山遺跡
Site Name Transcription むかいのいりやまいせき
Order in book
Address 福島県伊達郡川俣町大字大綱木字向ノ入山
Address Transcription ふくしまけんだてぐんかわまたまちおおあざおおつなきあざむかいのいりやま
City Code 073083
Site Number 00232
North Latitude (JGD)
East Longitude (JGD)
North Latitude (WGS) 373744
East Longitude (WGS) 1403545
Dd X Y 37.628888 140.595833
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
Research Period
20180601-20180731
Research Space
930
Research Causes 道路改良工 事に伴う記 録保存調査
OverView
Site Type
集落
Main Age
縄文
平安
中世(細分不明)
Main Features
竪穴住居跡
竪穴状遺構
木炭窯跡
土坑
焼土遺構
遺物包含層
Main Foundings
縄文土器
土師器
須恵器
石製品
石器
銭貨
鉄滓
Remark 縄文時代の遺物包含層と平安時代の小規模な集落跡が検出された。
Abstract  向ノ入山遺跡は、広瀬川左岸の丘陵上に立地する。遺跡は上台館跡の範囲に含まれるが、川俣町が実施した確認調査で館跡に伴う遺跡・遺物は発見されず、平安時代の集落跡と推定されたため、新規登録された遺跡である。
 調査の結果、本遺跡は縄文時代・平安時代・中世の複合遺跡であることが判明した。縄文時代の確実な遺構は確認できなかったが、土坑の一部は縄文時代に属する可能性がある。遺物は、早期・前期・後期・晩期の土器・石器が出土している。そのうち調査区北部では、早期中葉の常世式土器を主体とした遺物包含層が確認された。後晩期の土器は調査区東部から出土する。常世式土器とは出土地点が異なり、その量も少ない。
 古代の遺構としては、竪穴住居跡と竪穴状遺構・土坑がある。竪穴住居跡は、調査区西端の尾根上に立地し、東辺にカマドが付属している。カマドは、芯石を多用して構築されており、煙道上部には土師器や須恵器の破片が用いられていた。出土した土師器から、住居跡の年代は、9世紀前半とみられる。竪穴状遺構は、調査区南東部の尾根上に立地する。4号土坑と重複し、これより新しい。住居跡の可能性が高いが、カマド・柱穴などの付属施設がないた、竪穴状遺構とした。
 中世以降の遺構・遺物は、木炭窯跡と古銭があげられる。古銭は、住居跡の堆積土から出土した「紹聖元寶」(初鋳年1094 年)で、中世以降に遺跡に残されたと考えられる。

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