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久留米市内遺跡群

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/57892
For Citation 久留米市教育委員会教育文化部文化財保護課 2005 『久留米市文化財調査報告書211:久留米市内遺跡群』久留米市教育委員会
久留米市教育委員会教育文化部文化財保護課 2005 『久留米市内遺跡群』久留米市文化財調査報告書211
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File
Title 久留米市内遺跡群
Participation-organizations 久留米市 - 福岡県
Store Page https://www.city.kurume.fukuoka.jp
※ 有償頒布・配布していない場合もあります
Alternative くるめしないいせきぐん
Subtitle
Volume 平成16年度
Series 久留米市文化財調査報告書
Series Number 211
Author
Editorial Organization
久留米市教育委員会教育文化部文化財保護課
Publisher
久留米市教育委員会
Publish Date 20050331
Publisher ID 40203
ZIP CODE 8308520
TEL 0942309225
Aaddress 福岡県久留米市城南町15-3
Report Type Codes
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
NII Type Research Paper
Research Report 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
NCID
JP Number
Other Resource
Remark
Articles
Site
Site Name 山下遺跡 第4次
Site Name Transcription やましたいせき
Order in book 1
Address 久留米市東合川三丁目字山下
Address Transcription くるめしひがしあいかわさんちょうめあざやました
City Code 40203
Site Number 030274
North Latitude (JGD)
East Longitude (JGD)
North Latitude (WGS) 331844
East Longitude (WGS) 1303257
Dd X Y 33.312222 130.549166
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
Research Period
20030430-20030522
Research Space
197
Research Causes 盛土造成に伴う確認調査
OverView
Site Type
集落
Main Age
奈良
平安
Main Features
土坑 1基
ピット
Main Foundings
弥生土器
黒耀石剥片
須恵器
土師器
輸入陶磁器
石製品
Remark 時期的に、ヘボノ木遺跡の回廊状遺構などと併行。関連遺構が断層崖下まで広がっていることが判明した。また、ほぼ完形の猿面硯や転用硯の出土が注目される。
Site Name 櫛原侍屋敷遺跡 第5次
Site Name Transcription くしはらさむらいやしきいせき
Order in book 2
Address 久留米市櫛原町字四丁目
Address Transcription くるめしくしはらまちあざよんちょうめ
City Code 40203
Site Number
North Latitude (JGD)
East Longitude (JGD)
North Latitude (WGS) 331911
East Longitude (WGS) 1303101
Dd X Y 33.319722 130.516944
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
Research Period
20030507-20030509
Research Space
40
Research Causes 車庫建設に伴う確認調査
OverView
Site Type
城館
Main Age
江戸
Main Features
土坑 1基
Main Foundings
近世陶磁器
Remark 近世末の土坑を検出。
Site Name 西小路遺跡 第9次
Site Name Transcription にししょうじいせき
Order in book 3
Address 久留米市東合川町字西小路
Address Transcription くるめしひがしあいかわまちあざにししょうじ
City Code 40203
Site Number 030130
North Latitude (JGD)
East Longitude (JGD)
North Latitude (WGS) 331908
East Longitude (WGS) 1303246
Dd X Y 33.318888 130.546111
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
Research Period
20030527-20030605
Research Space
65
Research Causes 共同住宅建設に伴う確認調査
OverView
Site Type
集落
Main Age
縄文
Main Features
包含層
Main Foundings
縄文土器
石器
Remark
Site Type
集落
Main Age
平安
Main Features
包含層
Main Foundings
土師器
須恵器
Remark 縄文期および歴史時代の包含層を検出。
Site Name 浦山古墳群 第4次
Site Name Transcription うらやまこふんぐん
Order in book 4
Address 久留米市上津町字浦山
Address Transcription くるめしかみつまちあざうらやま
City Code 40203
Site Number 30860
North Latitude (JGD)
East Longitude (JGD)
North Latitude (WGS) 331710
East Longitude (WGS) 1303155
Dd X Y 33.286111 130.531944
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
Research Period
20031029-20031222
Research Space
400
Research Causes 専用住宅建設
OverView
Site Type
古墳
Main Age
古墳
Main Features
前方後円墳 1基
円墳 1基
Main Foundings
土師器
須恵器
埴輪
鉄器
玉類
Remark 6世紀前半の前方後円墳を調査。前方部上の祭祀遺構を確認。6世紀末の円墳調査。
Site Name 速水遺跡 第2次
Site Name Transcription はやみいせき
Order in book 5
Address 久留米市大石町字速水
Address Transcription くるめしおおいしまちあざはやみ
City Code 40203
Site Number 030072
North Latitude (JGD)
East Longitude (JGD)
North Latitude (WGS) 331856
East Longitude (WGS) 1302949
Dd X Y 33.315555 130.496944
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
Research Period
20031225-20040108
Research Space
61
Research Causes 共同住宅建設に伴う確認調査
OverView
Site Type
集落
Main Age
弥生
Main Features
竪穴住居 3軒
土坑 1基
Main Foundings
弥生土器
石包丁
Remark
Site Type
集落
Main Age
古墳
Main Features
掘立柱建物 1棟
Main Foundings
須恵器
土師器
Remark
Site Type
集落
Main Age
近世(細分不明)
Main Features
溝 1条
Main Foundings
近世陶磁器
Remark 弥生中期の竪穴住居3軒を近接して検出。
Site Name 中原遺跡 第1次
Site Name Transcription なかはらいせき
Order in book 6
Address 久留米市梅満町字原畑ノ二
Address Transcription くるめしうめみつまちあざはらばたのに
City Code 40203
Site Number
North Latitude (JGD)
East Longitude (JGD)
North Latitude (WGS) 331835
East Longitude (WGS) 1303015
Dd X Y 33.309722 130.504166
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
Research Period
20040407-20040409
Research Space
30
Research Causes 専用住宅建設
OverView
Site Type
集落
Main Age
江戸
Main Features
ピット
Main Foundings
Remark 近世末頃のピットを検出。
Site Name 二本木遺跡 第18次
Site Name Transcription にほんぎいせき
Order in book 7
Address 久留米市御井町字麓
Address Transcription くるめしみいまちあざふもと
City Code 40203
Site Number 030244
North Latitude (JGD)
East Longitude (JGD)
North Latitude (WGS) 331822
East Longitude (WGS) 1303312
Dd X Y 33.306111 130.553333
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
Research Period
20040608-20040610
Research Space
28
Research Causes 専用住宅建設
OverView
Site Type
集落
Main Age
鎌倉
Main Features
溝 1条
掘立柱建物 1棟
Main Foundings
土師器
青磁
白磁
Remark 中世の溝と掘立柱建物を検出。
Site Name 久留米城外郭遺跡 第8次
Site Name Transcription くるめじょうそとぐるわいせき
Order in book 8
Address 久留米市篠山町字四丁目
Address Transcription くるめしささやままちあざよんちょうめ
City Code 40203
Site Number
North Latitude (JGD)
East Longitude (JGD)
North Latitude (WGS) 331922
East Longitude (WGS) 1303025
Dd X Y 33.322777 130.506944
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
Research Period
20040614-20040630
Research Space
67
Research Causes 専用住宅建設
OverView
Site Type
集落
Main Age
弥生
Main Features
ピット
Main Foundings
弥生土器
石包丁
Remark
Site Type
城館
Main Age
江戸
Main Features
土坑 2基
Main Foundings
近世陶磁器
Remark 概要報告
Site Name 京隈侍屋敷遺跡 第4次
Site Name Transcription きょうぐまさむらいやしきいせき
Order in book 9
Address 久留米市城南町
Address Transcription くるめしじょうなんまち
City Code 40203
Site Number
North Latitude (JGD)
East Longitude (JGD)
North Latitude (WGS) 331920
East Longitude (WGS) 1303016
Dd X Y 33.322222 130.504444
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
Research Period
20040930-20041007
Research Space
21
Research Causes 専用住宅建設
OverView
Site Type
集落
Main Age
弥生
Main Features
竪穴住居 1軒
Main Foundings
弥生土器
石鏃
石斧
Remark
Site Type
城館
Main Age
江戸
Main Features
土坑 2基
Main Foundings
近世陶磁器
Remark 概要報告
Abstract (山下遺跡 第4次)
8世紀後半~9世紀代にかけての土坑やピットが検出された。この時期は、北に隣接するヘボノ木遺跡の回廊状遺構などとも併行し、その関連遺構が断層崖下まで広がっていることが分かった。土坑から出土した猿面硯は、須恵器大甕の胴部を転用したもので、ほぼ完形品である。また須恵器坏蓋の転用硯なども出土しており、本調査地付近が寺院もしくは官衙関連施設の一角を構成していたことが想起される。
(櫛原侍屋敷遺跡 第5次)
今回の調査は櫛原侍屋敷の東端部にあたる。試掘調査の結果では奈良時代頃の遺構・遺物を検出していたが、検出された遺構は近世末ごろの土坑1基と明治時代以降のピットのみであった。土坑も調査区域外へ広がっており、全容は明らかにできなかった。出土遺物としては、近世陶磁器・瓦・鉄器(釘)・硯であった。
(西小路遺跡 第9次)
今回の調査地点は西小路遺跡の北西端に位置し、道路を隔てた北西側は筑後川の氾濫原となる。調査では明確な遺構は確認できず、包含層のみの調査となった。その包含層も縄文時代から歴史時代までの遺物が混在しており、一時期に形成された包含層というよりも、南東側の高台からの流れ込みによって形成された堆積層と考えられる。
(浦山古墳群 第4次)
耳納山地西麓の藤山地区には、5世紀代に3基の前方後円墳が築造されている。今回の調査では、これらの首長墓に後続する小形の前方後円墳を確認した。この浦山4号墳は、後円部が既に消滅していたものの、前方部上には祭祀遺構が良好に残存しており、大甕を初めとする多数の甕・高坏・脚台付𤭯・坏・壺などの遺物が大量に出土した。これらの遺物には年代差が見られ、2~3回の祭祀が繰り返されたものと考えられる。また、前方部先端にあたる西側墳裾部では、周溝が確認された。埋土からは、周堤部から流れ込んだ円筒・朝顔形埴輪が出土した。なお、形象埴輪は出土していない。また、4号墳上には浦山24号墳が築造される。浦山24号墳は6世紀末~7世紀初めに築造されており、浦山4号墳の前方部を掘り込む形で石室が構築される。主体部は筑後地方特有の「胴張り」形の横穴式石室で、ほとんどの石が石材採集の為に残存しておらず、大破している。遺物は墓道部から主に出土しており、玉などの装飾品や土師器・須恵器が出土している。
(速水遺跡 第2次)
調査地は久留米市街地の西側に位置する。調査では弥生中期の竪穴住居3軒・土坑1基が検出された。市街地において該期の竪穴住居が検出されたのは初めてのことであり、筑後川左岸における弥生集落の動向に一石を投じることとなった。また丹塗り土器や甕棺片も出土しており、周辺に甕棺墓地が展開している可能性が考えられる。なお近世期における当地は城下町の外れに展開する農村地帯に相当する。
(中原遺跡 第1次)
調査地は金丸川左岸の標高12mを測る台地上に位置する。中原遺跡は平成14年に新たに発見された遺跡で、当初中世末ごろの遺跡と推定されていた。平成15年に今回調査地の北西100mの地点での試掘調査では古墳時代から奈良時代にかけての遺構や遺物を発見している。今回の調査ではそれらの遺構の広がりを確認すべく調査を実施したが、検出した遺構は江戸時代頃と思われるピットのみであった。遺物は皆無であり、時期の決定はできないが、南西約100mの地点での立会調査の際、黒褐色の埋土から江戸末期の遺物が出土しており、今回検出のピットも黒褐色埋土であり締りも悪いことから、江戸時代の遺構と推定される。
(二本木遺跡 第18次)
二本木遺跡では18次に及ぶ調査を行っており、今回の調査は二本木遺跡の最南端部に位置している。第11・12次調査で検出していた弥生時代の溝の延長線上にあることから、当地まで溝が続くものと考えられたため、調査を実施した。しかしながら今回の調査地までは弥生の溝は続いておらず、検出した遺構・遺物は中世のものであり、中世の集落の広がりを捉えたに過ぎなかった。

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