麦野C遺跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/54401
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.54401
引用表記 福岡市教育委員会 2014 『福岡市埋蔵文化財調査報告書1244:麦野C遺跡』福岡市教育委員会
福岡市教育委員会 2014 『麦野C遺跡』福岡市埋蔵文化財調査報告書1244
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Title 麦野C遺跡
Participation-organizations 福岡市 - 福岡県
Alternative むぎのCいせき
Subtitle 麦野C遺跡第15次調査報告
Volume 8
Series 福岡市埋蔵文化財調査報告書
Series Number 1244
Author
Editorial Organization
福岡市教育委員会
Publisher
福岡市教育委員会
Publish Date 20140324
Publisher ID 40130
ZIP CODE 8108621
TEL 0927114667
Aaddress 福岡県福岡市中央区天神一丁目8番1号
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
NII Type Research Paper
Research Report 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
NCID
JP Number
Other Resource
Remark
所収論文
Site
Site Name 麦野C遺跡第15次
Site Name Transcription むぎのCいせき
Order in book
Address 福岡県福岡市博多区銀天町3丁目28-2・5・6
Address Transcription ふくおかけんふくおかしはかたくぎんてんちょう
City Code 40132
Site Number 0050
North Latitude (JGD)
East Longitude (JGD)
North Latitude (WGS) 333238
East Longitude (WGS) 1302744
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 33.543888 130.462222
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
Research Period
20121101
Research Space
20121214
Research Causes 記録保存調査
OverView
Site Type
集落
Main Age
平安
Main Features
井戸
土壙
Main Foundings
瓦器
Remark
Abstract  麦野C遺跡は、御笠川の中流域左岸の麦野から雑餉隈にかけて南北にのびる低丘陵上に位置する。この麦野から雑餉隈にかけて拡がる雑餉隈丘陵は、弯入する開析谷によって六つの低丘陵に分かれ、この丘陵上には、北から麦野A~C遺跡、南八幡遺跡、雑餉隈遺跡、中ノ原遺跡が占地している。麦野C遺跡は、この雑餉隈丘陵の中央部に位置し、北は麦野A遺跡、北西部は麦野B遺跡、西は南八幡遺跡と開析谷を隔てて対峙している。麦野C遺跡は、北北東から南南西にのびる長さが800m、幅が350mで、本調査区(第15次調査)は、この麦野C遺跡の中央部南寄りに位置し、200m北方には奈良時代の居住群が拡がる第1・5・13次調査区がある。発掘調査では、平安時代の土壙12基+αと井戸2基、溝遺構2条のほかに柱穴を検出した。このうち土壙からは、内黒瓦器埦や土師器小皿が出土した。井戸は、素掘りのものである。また、遺構溝のうち溝幅が260~280cmの1号溝は、丘陵の尾根を横断する溝で

丘陵の屋根を横断する溝で浚渫を繰り返しながら近世まで機能していたことが窺える。雑餉隈丘陵には奈良期の集落域が検出されているが、本調査区での平安期の遺構の検出は丘陵上における奈良~平安時代の集落域の消長を考える上で貴重な資料である。

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