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奥名遺跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/27967
For Citation (公財)高知県文化財団 埋蔵文化財センタ− 2016 『(公財)高知県文化財団 埋蔵文化財センター148:奥名遺跡』(公財)高知県文化財団 埋蔵文化財センタ−
(公財)高知県文化財団 埋蔵文化財センタ− 2016 『奥名遺跡』(公財)高知県文化財団 埋蔵文化財センター148
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File
Title 奥名遺跡
Participation-organizations (公財)高知県立埋蔵文化財センター - 高知県
Alternative おくないせき
Subtitle 高知西バイパス建設工事に伴う発掘調査報告書V
Volume
Series (公財)高知県文化財団 埋蔵文化財センター
Series Number 148
Author
Editorial Organization
(公財)高知県文化財団 埋蔵文化財センタ−
Publisher
(公財)高知県文化財団 埋蔵文化財センタ−
Publish Date 20160304
Publisher ID
ZIP CODE 783-0006
TEL 088-864-0671
Aaddress 高知県南国市篠原1437-1
Report Type Codes
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
NII Type Research Paper
Research Report 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
NCID
JP Number
Other Resource
Remark
Articles
Site
Site Name 奥名遺跡
Site Name Transcription おくないせき
Order in book
Address 高知県吾川郡いの町
Address Transcription こうちけんあがわぐんいのちょう
City Code 39386
Site Number 320030
North Latitude (JGD) 333239
East Longitude (JGD) 1332610
North Latitude (WGS)
East Longitude (WGS)
Dd X Y 33.5475 133.4335
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
Research Period
20120524-20120810
Research Space
1400
Research Causes 記録保存調査
OverView
Site Type
集落
Main Age
古代(細分不明)
中世(細分不明)
近世(細分不明)
近代(細分不明)
Main Features
掘立柱建物跡11
土坑55
溝12
井戸跡1
性格不明遺構1
ピット1306
ハンダ土坑7
廃棄土坑1
Main Foundings
弥生土器
土師器
須恵器
黒色土器
緑釉陶器
土師質土器
瓦器
瓦質土器
貿易陶磁器
陶器
磁器
鉄製品
銅製品
石製品
Remark 鎌倉から室町時代の掘立柱建物跡・溝・土坑などの遺構と、土師質土器・瓦質土器・貿易陶磁器などの遺物が出土した。また、平安時代後期を中心とする土師器・黒色土器が出土し、鎌倉期の石組み井戸を検出した。近世では墨書が書かれた焙烙を使用した祭祀、また、「浜松双鶴文」の蓬莱文鏡が出土した。
Abstract [奥名遺跡 要約]
奥名遺跡は、吾川郡いの町に位置し、仁淀川の支流、宇治川沿いの標高15〜?17m前後を測る丘陵及び谷部に立地する。丘陵緩斜面地に鎌倉期から室町時代(13〜15世紀)の掘立柱建物跡、溝、井戸跡など屋敷の性格を示す遺構が検出された。また、調査区北部では9世紀末から10世紀を中心とする土師器・黒色土器がまとまって出土した。江戸時代(17世紀後半から19世紀)の遺物は主に包含層から出土した。特筆すべきは土師質土器小皿と共に出土した「子孫繁栄」「長寿延命」「富貴長寿」を祈願した内容の墨書が書かれた関西系焙烙である。  今回の調査成果により遺跡の中心的な時期が明確になるとともに、鎌倉から室町期、さらに江戸期から現代(大正から昭和初期)に至るまで屋敷地として機能し、江戸期に屋敷の一部が耕作地に変わる過程など、土地利用の変遷を知る事ができた。 

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