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中村遺跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/24507
For Citation 財団法人山口県教育財団他 1987 『山口県埋蔵文化財調査報告100:中村遺跡』財団法人山口教育財団他
財団法人山口県教育財団他 1987 『中村遺跡』山口県埋蔵文化財調査報告100
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File
Title 中村遺跡
Participation-organizations 山口県教育委員会 - 山口県
Alternative なかむらいせき
Subtitle 昭和61年度県営圃場整備事業に伴う発掘調査報告/美祢郡秋芳町
Volume
Series 山口県埋蔵文化財調査報告
Series Number 100
Author
Editorial Organization
財団法人山口県教育財団
山口県教育委員会
山口県埋蔵文化財センタ−
Publisher
財団法人山口教育財団
山口県教育委員会
Publish Date 19870200
Publisher ID
ZIP CODE 753-0073
TEL 083-923-1060
Aaddress 山口県山口市春日町3-22
Report Type Codes
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
NII Type Research Paper
Research Report 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
NCID
JP Number
Other Resource
Remark
Articles
Site
Site Name 中村遺跡
Site Name Transcription なかむらいせき
Order in book
Address 山口県美祢郡秋芳町大字別府中村
Address Transcription やまぐちけんみねぐんしゅうほうちょうおおあざべっぷなかむら
City Code 35462
Site Number
North Latitude (JGD) 341437
East Longitude (JGD) 1311553
North Latitude (WGS)
East Longitude (WGS)
Dd X Y 34.2468 131.2623
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
Research Period
19860609-19861013
Research Space
Research Causes 圃場整備
OverView
Site Type
集落
Main Age
縄文
弥生
古墳
中世(細分不明)
Main Features
竪穴住居跡31軒
掘立柱建物跡5棟
住居状遺構1基
溝11条
土坑111基
Main Foundings
縄文土器(鉢)
弥生土器(壺・甕・鉢)
土師器(椀・高坏・甕)
須恵器(坏蓋・坏身・高坏)
石器(石鏃・石包丁・石鎌・砥石・紡錘車・敲石)
土製品(手捏土器・土製紡錘車・土製模造鏡)
鉄製品(鉄鑿・鎌・紡錘車・刀子・石突状鉄製品)
石製品(砥石・石硯)
ガラス製品
磁器(青磁碗)
銅塊
玉類(管玉・ガラス小玉)
ガラス片
Remark 山口県内陸部における古墳時代拠点集落の調査恵例で、7世紀後半段階における鉱石を利用した銅精錬の事実がはじめて明らかとなった。
Abstract [中村遺跡 要約]
三方を低湿地に囲まれた沖積台地上(標高約86m)に立地し、弥生時代~古墳時代を中心として中世におよぶ集落跡であることが明らかとなった。弥生時代の竪穴住居跡から出土したガラス小玉などの玉類は、墳墓以外からの出土例として稀有なものであり、この集落の中心的家族の存在を示唆している。古墳時代の竪穴住居跡から出土した土製模造鏡は、山口県内では数少ない例であり、ミニチュア土器とともにカマドに関わる祭祀のあり方を推定させるものである。中世においても、中国製磁器や石硯の出土にみられるように、ある程度の有力者の存在が考えられる。注目されるのは、遺跡の中央部にあるドリ-ネ (石灰岩地方にみられる陥没地形)で、当時すでに存在し、これを避けて集落が営まれていることがわかった。

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