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千葉市辺田遺跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/22577
DOI 2D code
2D Code download
※二次元コードが有効化するまでにPDFの登録から2週間程度かかる場合があります。
DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.22577
For Citation 細田工務店他 2008 『千葉市辺田遺跡』細田工務店他
細田工務店他 2008 『千葉市辺田遺跡』
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wikipedia 出典テンプレート : {{Cite book|和書|first=渉|last=古谷|title=千葉市辺田遺跡|origdate=2008-03-31|date=2008-03-31|url=https://sitereports.nabunken.go.jp/22577|publisher=細田工務店|location=千葉市中央区南生実町1210|ncid=BB05258992|doi=10.24484/sitereports.22577}} 閉じる
File
Title 千葉市辺田遺跡
Participation-organizations 千葉市埋蔵文化財調査センター - 千葉県
Alternative ちばしへたいせき
Subtitle 平成19年度
Volume
Series
Series Number
Author
Editorial Organization
細田工務店
千葉市教育振興財団埋蔵文化財調査センター
Publisher
細田工務店
千葉市教育振興財団埋蔵文化財調査センター
Publish Date 20080331
Publisher ID 12100
ZIP CODE 2600814
TEL 0432665433
Aaddress 千葉市中央区南生実町1210
Report Type Codes
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
NII Type Research Paper
Research Report 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
NCID
JP Number
Other Resource
Remark
Articles
Site
Site Name 辺田遺跡
Site Name Transcription へたいせき
Order in book
Address 千葉市中央区都町1134-3の一部
Address Transcription ちばしちゅうおうくみやこちょう1134-3のいちぶ
City Code 12101
Site Number 4142
North Latitude (JGD)
East Longitude (JGD)
North Latitude (WGS) 353638
East Longitude (WGS) 1400847
Dd X Y 35.610555 140.146388
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
Research Period
20071101-20071130
Research Space
570
Research Causes 宅地造成
OverView
Site Type
集落
Main Age
縄文
Main Features
竪穴住居跡
土坑
埋設土器
Main Foundings
縄文土器(早期 後期 晩期)
石鏃
石鏃未製品
剥片類
Remark 縄文時代早期後半の集落跡
Site Type
Main Age
弥生
Main Features
方形周溝墓
Main Foundings
土器
Remark
Site Type
Main Age
古墳
Main Features
方形周溝墓
Main Foundings
土師器
Remark 弥生時代中期~古墳時代前期の方形周溝墓群が検出
Site Type
集落
Main Age
平安
Main Features
土坑
Main Foundings
土師器
Remark
Abstract  縄文時代早期後半(条痕文期)の集落跡が検出されたことが特筆すべき成果である。同一台地上の先端部には同時期の地点貝塚を伴う集落跡である向ノ台貝塚が所在し、台地先端部と台地平坦部の住居跡群がセットになって一つの集落を形成していたと考えられる。貝類などは台地先端部に廃棄され、貝層が形成されていったのであろう。また、辺田遺跡からは焼けて割れた礫が多く出土しており、周辺に火をたいた集石遺構が存在していた可能性がある。さらに、石鏃や石鏃未製品・剝片類が出土しており、石器を製作していた可能性が高い。
 弥生時代中期~古墳時代前期の方形周溝墓群が検出されたことが特筆すべき成果である。辺田遺跡は縄文時代の包蔵地として周知されており、弥生時代の集落や墓の存在は推定されていなかったが、今後はその認識を改めなければならない。2・3・4号方形周溝墓の主軸はそろっているが、1号方形周溝墓の主軸は1基だけずれている。これは、弥生時代中~後期(2・3・4号)と古墳時代前期(1号)という方形周溝墓が作られた時期の違いと考えられる。一方、周溝の四隅は4基ともとぎれており、1号方形周溝墓は弥生時代中~後期の古い形態を残しているといえる。
 辺田遺跡周辺の都川下流域で確実に方形周溝墓だといえるものは、星久喜遺跡の事例しかなく、その他の事例は、時期不明の方形周溝墓や形状不明の溝など、確実でないものや詳細が不明なものばかりである。こうした中で、今回、辺田遺跡で検出された弥生時代中期~古墳時代前期の方形周溝墓群は貴重な調査成果といえる。

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