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二本松城跡36

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/139420
For Citation 二本松市教育委員会 2024 『二本松市文化財調査報告書82:二本松城跡36』二本松市教育委員会
二本松市教育委員会 2024 『二本松城跡36』二本松市文化財調査報告書82
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File
Title 二本松城跡36
Participation-organizations 二本松市 - 福島県
Alternative にほんまつじょうあと
Subtitle 令和5年度災害復旧事業報告書
Volume
Series 二本松市文化財調査報告書
Series Number 82
Author
Editorial Organization
二本松市教育委員会
Publisher
二本松市教育委員会
Publish Date 20240329
Publisher ID 072109
ZIP CODE 9648601
TEL 0243555154
Aaddress 福島県二本松市金色403-1
Report Type Codes
埋蔵文化財(遺跡等)-修理・整備
史跡-修理・整備
NII Type Research Paper
Research Report 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
NCID
JP Number
Other Resource
Remark
Articles
Site
Site Name 二本松城跡
Site Name Transcription にほんまつじょうあと
Order in book
Address 二本松市郭内三丁目ほか
Address Transcription にほんまつしかくないさんちょうめほか
City Code 072109
Site Number 19
North Latitude (JGD)
East Longitude (JGD)
North Latitude (WGS) 373548
East Longitude (WGS) 1402552
Dd X Y 37.596666 140.431111
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
Research Period
20230525-20240208
Research Space
46.34
Research Causes 令和4年福島県沖地震
OverView
Site Type
城館
Main Age
室町
戦国
江戸
明治
Main Features
三ノ丸高石垣
本丸石垣
Main Foundings
Remark 三ノ丸高石垣西側の解体した部分は、明治期以降に積まれていたことを確認。解体しなかった南面が江戸期の石垣(築留)の範囲であることを確認。
Abstract  二本松城跡は二本松藩丹羽氏の居城として営まれた近世城郭であるが、その前身は欧州管領として下向した畠山氏が築いた中世城館であるため中世と近世の城跡が同じ場所に営まれたことが当城跡の最大の特徴である。
 今回調査を実施した三ノ丸高石垣西側は令和4年の福島県沖地震で被災し、石垣のハラミが顕著に見られ、崩壊の恐れがあることから石垣の修復を実施した。調査の結果、石垣の裏込石の幅は狭く、裏込石の量も少ないことが判明し、裏込石に混ざった土からは近代の遺物が確認されたこと、解体した石垣が昭和10年の古写真に写っていることから、今回解体した石垣は明治から昭和初期に石を積んだものと考えられた。南側の石垣の断面には、裏込石がとび出ないように押さえた巨石3個を確認したことから、南側は寛永初期の石垣隅角部(築留)の範囲であったと判明した。今回解体に伴う調査によって、寛永期築造当初の石垣の隅角部の姿が二本松城跡で初めて明らかとなった。

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