北2丁目陣屋跡
URL | https://sitereports.nabunken.go.jp/132733 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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DOI | http://doi.org/10.24484/sitereports.132733 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
For Citation | 公益財団法人埼玉県埋蔵文化財調査事業団 2021 『埼玉県埋蔵文化財調査事業団報告書468:北2丁目陣屋跡』公益財団法人埼玉県埋蔵文化財調査事業団 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
公益財団法人埼玉県埋蔵文化財調査事業団 2021 『北2丁目陣屋跡』埼玉県埋蔵文化財調査事業団報告書468 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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File |
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Title | 北2丁目陣屋跡 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Participation-organizations | (公財)埼玉県埋蔵文化財調査事業団 - 埼玉県 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Alternative | きた2ちょうめじんやあと | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Subtitle | 首都圏氾濫区域堤防強化対策における埋蔵文化財発掘調査報告 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Volume | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Series | 埼玉県埋蔵文化財調査事業団報告書 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Series Number | 468 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Author | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Editorial Organization |
公益財団法人埼玉県埋蔵文化財調査事業団
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Publisher |
公益財団法人埼玉県埋蔵文化財調査事業団
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Publish Date | 20210323 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Publisher ID | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ZIP CODE | 3690108 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
TEL | 0493393955 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Aaddress | 埼玉県熊谷市船木台4丁目4番地1 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Report Type Codes |
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
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NII Type | Research Paper | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Research Report | 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
NCID | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
JP Number | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Other Resource |
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Remark | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Articles | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Site |
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Abstract | 北2丁目陣屋跡は利根川右岸、往昔の栗橋宿北端部に位置する。南東の栗橋宿本陣跡、南西の栗橋宿西本陣跡と境を接している。 遺跡は江戸時代に陣屋が置かれていたとされるため、所在地の名を冠して北2丁目陣屋跡となっているが、陣屋の存在を示唆する遺構や遺物の検出はなかった。 調査では第一面で遺物包含層、第二面で流路跡がそれぞれ検出された。しかし、近代以降を除けば、本陣跡や栗橋宿跡などに顕著な建物跡や土壙、杭列等の検出は全くなかった。このことから、今回の調査区は町屋部分(居住域)ではなく、牛頭天王社(現在の八坂神社)の境内地であった可能性が高い。 第一面遺物包含層は、かつて町屋から続いていた湿地、乃至は池沼の底に堆積、形成された土層であると思われる。出土した陶磁器類の主体は、西暦1860 ~ 1870 年代の製品である。 第二面は厚い砂層で、洪水など激しい流水のあったことを窺わせる。流路跡の中位には浅間A テフラ層が存在することから、流路跡の形成は天明三年(1783)以前である。 出土した遺物は本陣跡や栗橋宿跡などと同様、陶磁器類、土器類、木製品類を中心とした日常用具である。信仰系の遺物は僅かながら、遺物包含層から絵馬4点、流路跡から納め太刀1点が出土したことは特記される。絵馬は拝み絵馬と呼ばれるもので、ともに合掌して跨坐する着物姿の女性像である。「奉献石尊大権現大天狗小天狗御宝前」と記された納め太刀は現在の大山阿夫利神社へ奉納されたものである。栗橋宿内で大山講が組織され、参詣(大山詣り)が行われていたことを示す貴重な資料である。 |