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上町遺跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/130746
DOI 2D code
2D Code download
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.130746
For Citation 飛騨市教育委員会 2023 『飛騨市文化財調査報告書17:上町遺跡』飛騨市教育委員会
飛騨市教育委員会 2023 『上町遺跡』飛騨市文化財調査報告書17
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File
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Title 上町遺跡
Participation-organizations 飛騨市 - 岐阜県
Store Page https://www.city.hida.gifu.jp/site/bunka/book.html
※ 有償頒布・配布していない場合もあります
Alternative かんまちいせき
Subtitle
Volume 8
Series 飛騨市文化財調査報告書
Series Number 17
Author
Editorial Organization
飛騨市教育委員会
Publisher
飛騨市教育委員会
Publish Date 20230303
Publisher ID 21217
ZIP CODE 5094292
TEL 0577737496
Aaddress 岐阜県飛驒市古川町本町2番22号
Report Type Codes
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
NII Type Research Paper
Research Report 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
NCID
JP Number
Other Resource
Remark
Articles
Japanease Title 遺構・遺物の分布からみた遺跡範囲
English Title
Author
三好 清超
Pages 167 - 168
NAID
Prefecture Gifu Prefecture
Age 奈良 平安 中世(細分不明)
文化財種別
史跡・遺跡種別 集落 官衙
遺物(材質分類) 土器 土製品(瓦含む)
学問種別 考古学
テーマ その他
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Abstract
Japanease Title 上町遺跡における遺構の分布と変遷
English Title
Author
三好 清超
Pages 169 - 181
NAID
Prefecture Gifu Prefecture
Age 奈良 平安 中世(細分不明)
文化財種別 その他
史跡・遺跡種別 集落
遺物(材質分類) 土器 土製品(瓦含む)
学問種別 考古学
テーマ
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Abstract
Japanease Title 過去の試掘確認調査等の成果
English Title
Author
石川 蕗
Pages 97 - 184
NAID
Prefecture Gifu Prefecture
Age 奈良 平安 中世(細分不明)
文化財種別
史跡・遺跡種別 集落
遺物(材質分類)
学問種別
テーマ
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Abstract
Site
Site Name 上町遺跡
Site Name Transcription かんまちいせき
Order in book
Address 岐阜県飛驒市古川町上町
Address Transcription ぎふけんひだしふるかわちょうかんまち
City Code 21217
Site Number 06433
North Latitude (JGD)
East Longitude (JGD)
North Latitude (WGS) 361315
East Longitude (WGS) 1371151
Dd X Y 36.220833 137.1975
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
Research Period
20161121-20161220
Research Space
518
Research Causes 個人住宅
OverView
Site Type
集落
官衙
社寺
Main Age
弥生
古墳
飛鳥白鳳
奈良
平安
鎌倉
室町
安土桃山
Main Features
竪穴建物跡
竪穴状遺構
掘立柱建物跡
柵列遺構
集石遺構
土坑
柱穴
Main Foundings
須恵器
土師器
灰釉陶器
中世陶磁器
石製品
金属製品
Remark 8世紀を中心とした竪穴建物跡5棟と掘立柱建物跡2棟を確認した。
また、中世期の溝・土坑を確認した。
Abstract  上町遺跡は、宮川右岸の沖積地に立地する大規模な遺跡である。1987年以降68次にわたり延べ21,615㎡の発掘調査を実施してきた。結果、大型掘立柱建物跡の存在などから古代飛驒国荒城郡衙の関連する遺跡と考えられている。今回は、個人住宅による敷地耕作土撤去に伴って発掘調査を実施した。
 遺構では8世紀代を中心に竪穴建物跡5軒と掘立柱建物跡2棟を確認した。また、中世期の溝・土坑を確認した。これにより、8~9世紀、中世期の遺構の状況と変遷を確認した。
 さらに、未報告であった試掘確認調査・工事立会の報告を行い、上町遺跡全体の遺跡の変遷を考えた。それにより、集落としては弥生時代末から古墳時代初頭に集落域と墓域を形成したようであった。一旦断絶し、集落が本格的に成立するのは6世紀中葉以降である。その集落では、拠点となるグループで竪穴建物跡が多く、掘立柱建物跡も伴うものと考えられた。一旦衰退するものの、7世紀末葉から8世紀初頭にかけて、郡衙関連と考えられる大型掘立柱建物跡と、古町廃寺跡・上町廃寺跡の2つの古代寺院が出現した。上町遺跡における最も大きい画期である。それに伴う集落単位は、同規模のものが多い様相が明らかとなった。
 8世紀後葉には大型掘立柱建物跡と古町廃寺跡は衰退する。それに伴って、集落も衰退していく。このことは、律令制の衰退というイメージと重なる。以降、9世紀後半、11世紀後葉、15世紀と遺構・遺物が散見され始める時期が続き、17世紀初頭に終期をむかえる様相が明らかになった。

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