近世焼塩製産と「その後」
松田 訓
近世遺跡から出土する焼塩壷は、消耗品であり、年代を推定する資料として有用である。しかし、内容物である焼塩については、考古学的アプローチによって実態を探ることは難しい。本稿では焼塩製産、流通の実態を考えるため、近現代の文献、民俗資料にも負ってその消長を検討し、現在では知名度が低くなってしまった一因を推察した。
松田訓 2016「近世焼塩製産と「その後」」 『研究紀要』
https://sitereports.nabunken.go.jp/ja/article/22561
