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『年貢割附状』からみた江戸時代の災害 明和4年亥年の水害と碧海郡西鴛村

加藤 博紀
江戸時代後期は火山噴火や冷害による飢饉など天災が相次いだ時代である。西三河にても例外ではなく、矢作川水系の水害に苦しめられつづけた。矢作川扇状地上にある碧海郡西鴛鴨村はその甚大な被害をこうむった村の一つである。江戸時代随一の水害・明和4年亥年の水害は、西鴛鴨村の生活の根本を揺るがした。農地を中心とする被災状況は、豊田市鴛鴨町に伝存する「年貢割附状」などの近世文書から知ることができる。この文書から、被災状況の他、復興への足取り、代官側の対応などやも知ることができた。また尾張藩内の諸村とも比較を行い、明和4年亥年の水害の影響範囲も検討した。
しかし、代官農民ともどもの努力にも関わらず、被害は大きかった。特に水田は最終的に水害前の半分程度しか復興することができなかった。
NAID :
Prefecture : Aichi Prefecture
文化財種別 考古資料
史跡・遺跡種別
遺物(材質分類)
学問種別 考古学
テーマ
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Created Date : 2021-11-26
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この論文は下の刊行物の 63 - 76 ページ に掲載されています。

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