豊田地区出土の木製品について
樋上 昇
永井 邦仁
木川 正夫
平成10・11 年度にかけて発掘調査をおこなった豊田市本川・水入の両遺跡から、5世紀前半代を中心とする木製品が出土した。これらは当該期の資料としては愛知県内でも数少ないものである。特に曲柄平鍬・二又鍬・三又鍬は伊勢湾型の終末期にあたるものとして、古墳時代前期と中期の木製品の形態・組成をつなぐきわめて貴重な資料である。
樋上昇,永井邦仁,木川正夫 2000「豊田地区出土の木製品について」 『研究紀要』
https://sitereports.nabunken.go.jp/ja/article/22443
