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中野遺跡第91地点

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/62334
DOI 2D code
2D Code download
※二次元コードが有効化するまでにPDFの登録から2週間程度かかる場合があります。
DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.62334
For Citation 埼玉県志木市教育委員会 2017 『志木市の文化財67:中野遺跡第91地点』埼玉県志木市教育委員会
埼玉県志木市教育委員会 2017 『中野遺跡第91地点』志木市の文化財67
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File
Title 中野遺跡第91地点
Participation-organizations 志木市 - 埼玉県
Alternative なかのいせきだい91ちてん
Subtitle 埋蔵文化財発掘調査報告書
Volume
Series 志木市の文化財
Series Number 67
Author
Editorial Organization
埼玉県志木市教育委員会
Publisher
埼玉県志木市教育委員会
Publish Date 20170317
Publisher ID 11228
ZIP CODE 3530002
TEL 0484731111
Aaddress 埼玉県志木市中宗岡1丁目1番1号
Report Type Codes
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
NII Type Research Paper
Research Report 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
NCID
JP Number
Other Resource
Remark
Articles
Site
Site Name 中野遺跡(第91地点)
Site Name Transcription なかのいせき
Order in book
Address 志木市柏町1丁目1510番ほか
Address Transcription しきしかしわちょう
City Code 11228
Site Number 09-002
North Latitude (JGD)
East Longitude (JGD)
North Latitude (WGS) 354958
East Longitude (WGS) 1393421
Dd X Y 35.832777 139.5725
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
Research Period
20151008-20151218
Research Space
829.7
Research Causes 道路新設及び浸透トレンチ設置工事
OverView
Site Type
集落
Main Age
縄文
Main Features
住居跡1
炉穴17
土坑108
Main Foundings
石器
土製品
石製品
土器
Remark 早期末葉の打越式土器が炉穴から出土した。
Site Type
集落
Main Age
弥生
Main Features
住居跡7
土坑1
Main Foundings
土器
Remark 弥生時代後期前葉から後葉にかけての集落。
Site Type
集落
Main Age
古墳
Main Features
住居跡6
Main Foundings
土師器
Remark カマド導入期以降の集落である。67号住居跡からはカマド内からほぼ元位置で縦二つ懸けの甕形土器が出土した。
Site Type
集落
Main Age
平安
Main Features
住居跡8
Main Foundings
土師器
須恵器
土製品
ミニチュア土器
Remark 72号住居跡からは、小鍛冶炉を伴う住居跡が検出された。
Abstract  中野遺跡は志木市の西部に位置し、柳瀬川右岸の標高 10 m程の台地上に立地している。従前の調査により、旧石器時代・縄文時代・弥生時代・古墳時代・平安時代・中世・近世の遺構と遺物が見つかっている。
 今回の調査でも縄文時代・弥生時代・古墳時代・平安時代の遺構と遺物が見つかった。縄文時代早期では炉穴・土坑に伴い早期末葉の土器が出土している。住居跡は中期中葉のものであった。中期後葉から後期初頭にかけては土坑が密集して検出された。土器の出土状態から墓壙の可能性があるものも存在する。 
 弥生時代では後期前葉から後葉の住居跡が7軒見つかっている。住居跡は平面形は小判形と略円形のものが認められるが、主柱穴 4 本で、貯蔵穴を持つなど、構造的に類似するものである。遺物は甕形土器と壷形土器が中心で、壷形土器は赤彩されたものが多く出土している。
 古墳時代では 5 世紀後葉から 6 世紀中葉までの住居跡が6軒見つかっている。カマド内から使用時の様子が分かるような状態で甕形土器が出土した。遺物は土師器坏形土器・甕形土器・高杯形土器が出土している。
 平安時代では住居跡が8軒見つかっている。カマドを付け替えたものや、住居内に小鍛冶炉を持つものが検出している。遺物は土師器坏形土器・甕形土器、須恵器坏形土器・甕形土器、小口径羽口などが出土している。

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