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郡遺跡・倍賀遺跡1

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/54435
DOI 2D code
2D Code download
※二次元コードが有効化するまでにPDFの登録から2週間程度かかる場合があります。
DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.54435
For Citation 公益財団法人 大阪府文化財センター 2018 『茨木市文化財資料集/公益財団法人大阪府文化財センター調査報告書71/295:郡遺跡・倍賀遺跡1』茨木市教育委員会
公益財団法人 大阪府文化財センター 2018 『郡遺跡・倍賀遺跡1』茨木市文化財資料集/公益財団法人大阪府文化財センター調査報告書71/295
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wikipedia 出典テンプレート : {{Cite book|和書|first=武|last=伊藤|first2=博光|last2=佐伯|first3=典彦|last3=坂田|title=郡遺跡・倍賀遺跡1|origdate=2018-12-28|date=2018-12-28|url=https://sitereports.nabunken.go.jp/54435|location=大阪府茨木市駅前三丁目8番13号|ncid=BB28835836|doi=10.24484/sitereports.54435|series=茨木市文化財資料集/公益財団法人大阪府文化財センター調査報告書|volume=71/295}} 閉じる
File
※モバイル対応のPDFは解像度を下げているため、画像が粗く文章が読みにくい場合があります。
Title 郡遺跡・倍賀遺跡1
Participation-organizations 茨木市 - 大阪府
Alternative こおりいせき・へかいせき
Subtitle
Volume
Series 茨木市文化財資料集/公益財団法人大阪府文化財センター調査報告書
Series Number 71/295
Author
Editorial Organization
公益財団法人 大阪府文化財センター
Publisher
茨木市教育委員会
Publish Date 20181228
Publisher ID 27211
ZIP CODE 5678505
TEL 0726201686
Aaddress 大阪府茨木市駅前三丁目8番13号
Report Type Codes
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
NII Type Research Paper
Research Report 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
NCID
JP Number
Other Resource
Remark
このほかに付図1「4層上面遺構全体平面」があります。
Articles
Site
Site Name 郡遺跡
Site Name Transcription こおりいせき
Order in book
Address 大阪府茨木市松下町
Address Transcription おおさかふいばらきしまつしたちょう
City Code 27211
Site Number
North Latitude (JGD)
East Longitude (JGD)
North Latitude (WGS) 344937
East Longitude (WGS) 1353401
Dd X Y 34.826944 135.566944
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
Research Period
20160601-20170331
Research Space
16360
Research Causes (仮称)茨木市松下町物流施設建設工事に伴う
OverView
Site Type
集落
Main Age
弥生
古墳
平安
鎌倉
Main Features
竪穴建物
環濠
土坑
ピット
方形周溝墓
周溝墓外木棺墓
Main Foundings
弥生土器
土師器
人形土製品
銅鐸形土製品
高杯形土製品
送風管
石包丁
大型石包丁
石錘
石斧
砥石
石剣
石鏃
尖頭器
管玉
黒色土器
瓦器
瓦質土器
須恵器
緑釉陶器
灰釉陶器
山茶碗
常滑焼
輸入陶器
白磁
青白磁
刀子
下駄
曲物
砥石
Remark 埋葬施設から管玉3点が出土。
周溝内から大型石包丁や人形土製品が出土。
高杯形土製品・送風管の出土から集落内で青銅器の生産が行われていたことが判明。
環濠から銅鐸形土製品が出土。

遺跡名:郡遺跡・倍賀遺跡 
遺跡名かな:こおりいせき・へかいせき
Abstract 銅鐸鋳型が出土したことで知られる東奈良遺跡から北に約3㎞の旧茨木川右岸に位置する。遺物包含層の上面で10世紀後葉から13世紀前半に建てられた多数の掘立柱建物を検出した。その中には廂や縁が付属するものや、まさに屋敷と呼ぶべき周囲を細溝で方形に囲むものも見られた。下面では、これまで知られていなかった弥生時代の新たなムラの存在が明らかとなった。Ⅱ様式初頭からⅤ様式前半に営まれたムラで、その集落域と墓域を検出した。集落はⅣ様式になると周囲を環濠で囲まれ、墓域との境が明確になる。集落内からは高杯形土製品が発見され、青銅器の生産が行われていたことも明らかになった。集落西側の墓域はⅡ様式初頭から方形周溝墓が造られ始め、最終的に約160基以上が周溝を共有しながら網の目状に展開する。その数や墓域の広さは全国的に見ても突出した規模である。周溝からは大型石包丁や人形土製品など特異な遺物も多く出土しており、方形周溝墓の祭祀を復原する上で有用な資料を得ることができた。今回の調査で見つかった弥生集落は、環濠によって集落と墓域とが明瞭に分かれており、当時の一つのムラの景観を鮮やかに復原することができる貴重な資料である。

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