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小出川河川改修事業関連遺跡群

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/25498
For Citation かながわ考古学財団 2008 『かながわ考古学財団調査報告224:小出川河川改修事業関連遺跡群』かながわ考古学財団
かながわ考古学財団 2008 『小出川河川改修事業関連遺跡群』かながわ考古学財団調査報告224
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File
Title 小出川河川改修事業関連遺跡群
Participation-organizations (公財)かながわ考古学財団 - 神奈川県
Alternative こいでがわ かせん かいしゅう じぎょう かんれん いせきぐん
Subtitle 小出川河川改修事業に伴う発掘調査/茅ヶ崎市七堂伽藍跡1・寒川町大曲五反田遺跡
Volume 2
Series かながわ考古学財団調査報告
Series Number 224
Author
Editorial Organization
かながわ考古学財団
Publisher
かながわ考古学財団
Publish Date 20080319
Publisher ID
ZIP CODE 232-0033
TEL 045-252-8689
Aaddress 神奈川県横浜市南区中村町3丁目191番地1
Report Type Codes
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
NII Type Research Paper
Research Report 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
NCID
JP Number
Other Resource
Remark
Articles
Site
Site Name 七堂伽藍跡
Site Name Transcription しちどうがらんあと
Order in book
Address 神奈川県茅ヶ崎市下寺尾158他
Address Transcription かながわけんちがさきししもてらお158ほか
City Code 14207
Site Number 34
North Latitude (JGD) 352141
East Longitude (JGD) 1392342
North Latitude (WGS) 352142.9
East Longitude (WGS) 1392342
Dd X Y 35.361916 139.394999
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
Research Period
20020109-20050715
Research Space
3257
Research Causes 小出川河川改修事業
OverView
Site Type
散布地
Main Age
近世(細分不明)
Main Features
溝状遺構32
畝状遺構6
耕作址1
土坑7
河道址3
Main Foundings
陶磁器
Remark 宝永火山灰降灰以後。溝状遺構は区画溝と考えられる
Site Type
散布地
Main Age
古代(細分不明)
中世(細分不明)
Main Features
溝状遺構81
掘立柱建物址2
竪穴状遺構3
土坑16
河道址3
Main Foundings
陶磁器
かわらけ
土師器
土師質土器
須恵器
灰釉陶器
緑釉陶器
土製品
金属製品
木製品
五輪塔
板碑
Remark 溝状遺構は区画溝と考えられるものが多く、溝状遺構・河道址から各種の遺物が多量に出土した
Site Type
散布地
Main Age
弥生
Main Features
河道址1
Main Foundings
土器
木製品(一木鋤・膝柄鍬の握り・紡錘車・杓子・一木梯子・えぶり他)
Remark 上流側の遺物は弥生時代後期、下流側の遺物は弥生時代終末〜古墳時代初頭に位置づけられる
Site Type
Main Age
縄文
Main Features
なし
Main Foundings
土器(前〜後期)
Remark
Site Name 大曲五反田遺跡
Site Name Transcription おおまがりごたんだいせき
Order in book
Address 神奈川県高座郡寒川町大曲1-24他
Address Transcription かながわけんこうざぐんさむかわまちおおまがり1-24ほか
City Code 14321
Site Number 76
North Latitude (JGD)
East Longitude (JGD)
North Latitude (WGS) 352139.0
East Longitude (WGS) 1392343.9
Dd X Y 35.360833 139.395527
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
Research Period
20030901-20050331
Research Space
193
Research Causes 小出川河川改修事業に伴う発掘調査
OverView
Site Type
散布地
Main Age
近世(細分不明)
Main Features
溝状遺構2
水溜遺構1
Main Foundings
陶磁器
Remark 宝永火山灰降灰以後の遺構
Site Type
散布地
Main Age
古代(細分不明)
中世(細分不明)
Main Features
溝状遺構1
河道址3
Main Foundings
陶磁器
かわらけ
土師器
土師質土器
須恵器
灰釉陶器
緑釉陶器
土製品
金属製品
木製品
Remark 河道址から各種の遺物が出土した
Site Type
Main Age
弥生
Main Features
なし
Main Foundings
土器
Remark
Site Type
散布地
Main Age
縄文
Main Features
なし
Main Foundings
土器
Remark
Abstract [七堂伽藍跡 要約]
七堂伽藍跡及び大曲五反田遺跡の調査地点は小出川の氾濫源に相当する低地で、近世、中世〜古代、弥生各時代の小出川旧河道(河道址)や土地の区画溝と考えられる溝状遺構等が発見され、各時代の遺物が多量に出土した。これらの遺物は、東側に隣接する微高地上に展開した古代寺院址(下寺尾廃寺)や弥生時代〜古代・中世の集落から廃棄された遺物と考えられる。中世〜古代では、寺院址と関連する瓦や土器・陶磁器・金属製品・木製品などが多量に出土し、人形木製品等の出土から旧河道付近において祭祀行為が行われたことが窺える。また弥生時代の旧河道からは、後期前半と後期末〜古墳時代初頭の土器や木製品が地点を違えて比較的まとまって出土しており、このうち後期前半では東海地方西部系の土器群が中心となっており、東海地方西部からの集団が相模川下流域に進出して集落を形成したとする最近の研究動向を追認するものである。なお、大曲五反田遺跡は、茅ヶ崎市・寒川町境以西と行政的に区分されただけで、両遺跡は同じ性格の遺跡であり、本報告では特に区分して記載していない。 
[大曲五反田遺跡 要約]
七堂伽藍跡及び大曲五反田遺跡の調査地点は小出川の氾濫源に相当する低地で、近世、中世〜古代、弥生各時代の小出川旧河道(河道址)や土地の区画溝と考えられる溝状遺構等が発見され、各時代の遺物が多量に出土した。これらの遺物は、東側に隣接する微高地上に展開した古代寺院址(下寺尾廃寺)や弥生時代〜古代・中世の集落から廃棄された遺物と考えられる。中世〜古代では、寺院址と関連する瓦や土器・陶磁器・金属製品・木製品などが多量に出土し、人形木製品等の出土から旧河道付近において祭祀行為が行われたことが窺える。また弥生時代の旧河道からは、後期前半と後期末〜古墳時代初頭の土器や木製品が地点を違えて比較的まとまって出土しており、このうち後期前半では東海地方西部系の土器群が中心となっており、東海地方西部からの集団が相模川下流域に進出して集落を形成したとする最近の研究動向を追認するものである。なお、大曲五反田遺跡は、茅ヶ崎市・寒川町境以西と行政的に区分されただけで、両遺跡は同じ性格の遺跡であり、本報告では特に区分して記載していない。 

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