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上粕屋・秋山上遺跡第2次調査

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/131719
For Citation かながわ考古学財団 2023 『かながわ考古学財団調査報告333:上粕屋・秋山上遺跡第2次調査』かながわ考古学財団
かながわ考古学財団 2023 『上粕屋・秋山上遺跡第2次調査』かながわ考古学財団調査報告333
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File
Title 上粕屋・秋山上遺跡第2次調査
Participation-organizations (公財)かながわ考古学財団 - 神奈川県
Alternative かみかすや あきやまかみ いせき だい2じ ちょうさ
Subtitle 新東名高速道路(伊勢原市秋山地区)建設事業に伴う発掘調査
Volume
Series かながわ考古学財団調査報告
Series Number 333
Author
Editorial Organization
かながわ考古学財団
Publisher
かながわ考古学財団
Publish Date 20230315
Publisher ID
ZIP CODE 2320033
TEL 0452528689
Aaddress 神奈川県横浜市南区中村町3-191-1
Report Type Codes
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
NII Type Research Paper
Research Report 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
NCID
JP Number
Other Resource
Remark
Articles
Site
Site Name 上粕屋・秋山上遺跡 第2次調査
Site Name Transcription かみかすや・あきやまかみいせき
Order in book
Address 神奈川県伊勢原市上粕屋地先
Address Transcription かながわけんいせはらしかみかすやちさき
City Code 14214
Site Number 74・205
North Latitude (JGD)
East Longitude (JGD)
North Latitude (WGS) 352458
East Longitude (WGS) 1391741
Dd X Y 35.416111 139.294722
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
Research Period
20150401-20170123
Research Space
3696
Research Causes 道路建設
OverView
Site Type
集落
Main Age
近世(細分不明)
Main Features
地下式坑2
溝18
井戸8
段切2
ピット70
Main Foundings
陶器
磁器
石製品
金属製品
木製品
種子
Remark 貯水施設の検出
Site Type
集落
Main Age
中世(細分不明)
Main Features
区画遺構1
掘立柱建物跡2
土坑11
溝6
段切4
水場遺構1
階段状遺構1
ピット728
Main Foundings
陶器
磁器
かわらけ
土製品
石製品
銅製品
Remark 中世寺院跡との関連が推定
Site Type
集落
Main Age
飛鳥白鳳
奈良
平安
Main Features
住居跡6
掘立柱建物跡1
土坑17
ピット7
Main Foundings
土師器
須恵器
灰釉陶器
金属製品
Remark 墨書土器出土
Site Type
集落
Main Age
縄文
Main Features
住居跡9
土坑38
炉址2
配石1
土器集中2
風倒木痕1
ピット407
谷2
Main Foundings
土器
石器
骨角器
Remark 環礫方形配石の新たな知見
Site Type
集落
Main Age
旧石器
Main Features
配石炉1
石器集中4
礫群3
炭化物集中1
Main Foundings
石器
焼骨片
Remark 旧石器時代の焼骨片の出土
Abstract  上粕屋・秋山上遺跡は上粕屋扇状地に立地し、渋田川支流に面する。旧石器時代・縄文時代を中心として、 古墳時代、奈良•平安時代、中世、 近世と複数の時代にわたり遺構・遺物が確認された。近世の遺構は、宝永火山灰降下以前の 溝が確認された。石積みの貯水施設を設置することから、 台地と湿地をつなぐ施設と推定される。調査区西側の縄文谷は近世になっても影響する。
 中世では掘立柱建物跡を中心とする区画遺構が緩斜面を段切して構築される。北側の極楽寺跡に関連する周辺遺構と推定される。また、谷底からは板材で囲んだ井戸状の水場遺構が検出される。
 奈良•平安時代から古墳時代後期の遺構は、住居跡主体で、 調査区内に散漫に分布する。
 縄文時代は台地縁辺を めぐるように縄文時代後期初頭~中葉の住居が検出された。J 7号住居跡は 環礫方形配石が二重にめぐり、重複個所から新旧があること、環礫自体が 溝状に窪むことが分かった。
 旧石器時代はB1層下部のいわゆる砂川期の石器群・礫群・配石炉が検出された。大形礫(台石)からなる配石炉の周辺から白色微細粒が点在していて、 分析の結果哺乳類の焼骨片であることが判明した。

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