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鞠智城と古代社会

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/122244
DOI 2D code
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.122244
For Citation 歴史公園鞠智城・温故創生館 2019 『鞠智城跡「特別研究」論文集7:鞠智城と古代社会』熊本県教育委員会
歴史公園鞠智城・温故創生館 2019 『鞠智城と古代社会』鞠智城跡「特別研究」論文集7
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File
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Title 鞠智城と古代社会
Participation-organizations 歴史公園鞠智城・温故創生館 - 熊本県
Store Page http://www.kumamoto-bunho.jp/index.html
※ 有償頒布・配布していない場合もあります
Alternative きくちじょうとこだいしゃかい
Subtitle 平成30年度鞠智城跡「特別研究」論文集
Volume 7
Series 鞠智城跡「特別研究」論文集
Series Number 7
Author
Editorial Organization
歴史公園鞠智城・温故創生館
Publisher
熊本県教育委員会
Publish Date 20190317
Publisher ID 43000
ZIP CODE 8628609
TEL 0963831111
Aaddress 熊本市中央区水前寺6丁目18番1号
Report Type Codes
annual
NII Type Research Paper
Research Report 掲載されていない(発掘調査報告書総目録の掲載対象外)
NCID
JP Number
Other Resource
Remark
Articles
Japanease Title 日本古代の兵庫と鞠智城
English Title
Author
林 奈緒子
Pages 5 - 22
NAID
Prefecture Kumamoto Prefecture
Age 飛鳥白鳳 奈良 平安
文化財種別 史跡
史跡・遺跡種別 城館
遺物(材質分類)
学問種別 文献史学
テーマ 制度・政治 流通・経済史 軍事
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Abstract 日本古代の兵庫と鞠智城について検討した。中央と地方の兵庫の関係は、大宰府と鞠智城の所在する管内諸国の兵庫でも相似のようにみられるが、大宰府管内独自の部分もあった。その一つが、九世紀まで存続した古代山城の兵庫である。鞠智城の兵庫は、築城された当初には置かれず、八世紀後半、新羅との緊張が高まった時期に設置された可能性が考えられ、その後軍事的な要請が薄らいだ後も、中央の地方支配や対外関係を占う象徴的な意味を持たされて存続した。鞠智城の兵庫は、古代日本における兵庫の意義を考えるうえで重要な視点を与えてくれる貴重な存在だ。
Japanease Title 平安時代の鞠智城周辺の国内情勢
English Title
Author
里舘 翔大
Pages 23 - 41
NAID
Prefecture Kumamoto Prefecture
Age 飛鳥白鳳 奈良 平安
文化財種別 史跡
史跡・遺跡種別 城館
遺物(材質分類)
学問種別 考古学 文献史学
テーマ 制度・政治 流通・経済史 軍事
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Abstract 平安時代の鞠智城の機能は、防衛から食糧備蓄機能に移った。本稿では、国内情勢、とりわけ、不動倉・不動穀の「開用」と肥後国府の変遷という視点から、平安時代の鞠智城がどのように機能し、管理され、廃城に至るかを検討した。その結果、鞠智城の大元の管理は大宰府であるが、Ⅰ期・Ⅱ期に国府の前身としての機能を有していたことと、Ⅳ期・Ⅴ期の不動倉・不動穀「開用」の視点から、国司、及び現地管理者として郡司も鞠智城の管理に関与していたと想定した。つまり、鞠智城は通時代的に[中央政府→大宰府→肥後国→菊池郡→鞠智城]という重層的な管理システムが認められると考えた。不動倉・不動穀の「開用」問題と肥後国府の変遷という国内情勢の視点から、鞠智城は大宰府の管理下にありながら、実際には、国司や郡司も管理システムの体系に組み込まれていたことが想定できる。そして、そのシステムは、平安時代のみならず、通時代的に認められる。
Japanease Title 日韓古代山城の水門構造からみた鞠智城
English Title
Author
主税 英徳
Pages 43 - 59
NAID
Prefecture Kumamoto Prefecture
Age 飛鳥白鳳 奈良 平安
文化財種別 史跡
史跡・遺跡種別 城館
遺物(材質分類)
学問種別 考古学
テーマ 技法・技術 資料集成
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Abstract 本稿では、日韓の古代山城を対象として、水門構造について比較検討を行い、鞠智城の特徴の把握を試みた。日韓の古代山城を比較した結果を整理すると以下のとおりである。排水口の高さという点においては、ある程度の差があることが分かった。排水口の規模については、日韓では大きな差異は見られなかった。ただ、日本の古代山城では様々なものが確認できることに対し、韓国の山城のものは、大きく2つのグループに分けられる可能性がある。排水口の形状は、日本では四角形のもののみ見られるが、韓国では、四角形に加え、台形や五角形のものも確認できる。さらに、排水口の高さの水門構造の立地の関係をみると、おおきく3つの類別に分かれることがわかった。その上で、鞠智城の水門構造をみると、排水口の高さ、形状、立地などは、日本の古代山城の多数を占める特徴と同様であることが分かった。ただし、導水溝手前に位置する「池状落ち込み遺構」は、日本の山城でも少数しか確認されておらず、特徴的であるといえる。
Japanease Title 古代の烽ネットワークと鞠智城
English Title
Author
大高 広和
Pages 61 - 80
NAID
Prefecture Kumamoto Prefecture
Age 飛鳥白鳳 奈良 平安
文化財種別 史跡
史跡・遺跡種別 城館
遺物(材質分類)
学問種別
テーマ 資料集成 流通・経済史 軍事 その他
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Abstract 本稿では、熊本県域においてトビ地名を始めとする古代の烽に関わる可能性のある地名を集成・吟味して、烽ネットワークの復元の可否を検討し、その中での鞠智城の位置づけを考えた。その結果、「延喜式駅路」ルートおよび「車路」ルートにトビ・ヒノヤマ系地名による烽候補地を見出し、熊本県北部から中部にかけての烽ネットワークを想定した。また、有明海・島原湾の沿岸部を通る玉名郡のルートにも烽が伴いそうである。肥後国全体で見れば、熊本平野から下益城郡の沿岸部までは烽が置かれていた蓋然性が高く、宇土半島・天草諸島にも烽ネットワークが伸びていた可能性を想定した。
Site
Site Name 鞠智城跡
Site Name Transcription きくちじょうあと
Order in book
Address 熊本県山鹿市菊鹿町米原ほか
Address Transcription くまもとけんやまがしきくかまちよなばる
City Code 43208
Site Number 100
North Latitude (JGD)
East Longitude (JGD)
North Latitude (WGS) 330010
East Longitude (WGS) 1304700
Dd X Y 33.002777 130.783333
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
Research Period
Research Space
Research Causes
OverView
Site Type
城館
Main Age
古代(細分不明)
Main Features
掘立柱建物跡
礎石建物跡
貯水池跡
土塁跡
城門跡
Main Foundings
土師器
須恵器
墨書土器
木製品
木簡
仏像
Remark 古代山城
「秦人忍□五斗」木簡
銅造菩薩立像
Abstract

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