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茨城県
常陸太田市集中曝涼【文化財解説(久昌寺)】

 久昌寺は、延宝5年(1677)に「水戸黄門」で知られる水戸藩第2代藩主徳川光圀が建てた常陸太田市新宿町にある日蓮宗の寺院です。

明本大蔵経
明の時代の万暦40年(1612・慶長17年)の作で、元禄年間に徳川光圀が久昌寺に納め、「久昌寺経蔵開山檀那源光圀置」の朱印があります。1,980冊が現存し、桐の経櫃48個に納められています。経櫃には佐々宗淳の筆による題目等が記されています。

市指定文化財 木彫義公面
水戸藩2代藩主徳川光圀(義公)の面で、現在3面が残されています。作者は太田九蔵と前田介十郎ですが、作られた時期は分かっていません。「御年二十歳」は太田九蔵作で縦18.2㎝・横11.7㎝、「御年三十歳」は前田介十郎作で縦18.5㎝・横13.5㎝、「御年五十歳」は太田九蔵作で縦22.0㎝・横14.0㎝です。作者の太田九蔵と前田介十郎はともに光圀の近臣で、幕末に立原杏所の描いた絵図には、太田九蔵は西山荘の近くに住んでいたことが記されています。

県指定文化財 日乗日記
久昌寺の摩訶衍庵に住した日乗が、元禄4年(1691)1月1日から元禄16年(1703)2月15日までのほとんど毎日を記録した日記で、美濃版2つ折り全13冊1,041枚からなっています。
日乗は字を慈性、皆如院と号し、慶安元年(1648)11月18日に京都に生まれました。京都深草の元政上人に学び、延宝5年(1677)に徳川光圀が生母靖定夫人の菩提を弔うために建立した久昌寺に招かれました。西山御殿(西山荘)に隠居していた光圀と交流し、西山御殿をしばしば訪ねており、領内の巡検に同行するなどしていました。この日記から光圀の西山御殿隠居後の生活の様子を知ることができるほか、元禄時代の世相風俗や生活の実態、気象などといった豊富な記録に満ち溢れた貴重な資料ともいえます。
データ登録機関 : 常陸太田市
文化財所在地 : 茨城県
動画種別 : 文化財紹介・解説
対象 : 大人向け
文化財種別 : 工芸品 歴史資料
時代 古墳 江戸
総覧登録日 : 2021-05-12
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wikipedia 出典テンプレート : {{cite video|title=常陸太田市集中曝涼【文化財解説(久昌寺)】|url=https://www.youtube.com/watch?v=FTEFgRUpeL8&list=PL4zAfzo5iE6QeewqTlfrlJ9fGXT7qzAHD&index=9|publisher=常陸太田市}} 閉じる
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