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一夜城

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/131440
DOI 二次元コード
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.131440
引用表記 長野県伊那市教育委員会 2023 『伊那市埋蔵文化財報告12:一夜城』長野県伊那市教育委員会
長野県伊那市教育委員会 2023 『一夜城』伊那市埋蔵文化財報告12
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wikipedia 出典テンプレート : {{Cite book|和書|first=慎一|last=濵|first2=佳寿子|last2=大澤|first3=保之|last3=馬場|title=一夜城|origdate=2023-03-31|date=2023-03-31|url=https://sitereports.nabunken.go.jp/131440|location=長野県伊那市下新田3050番地|ncid=BD02387803|doi=10.24484/sitereports.131440|series=伊那市埋蔵文化財報告|volume=12}} 閉じる
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書名 一夜城
発行(管理)機関 伊那市 - 長野県
書名かな いちやじょう
副書名
巻次
シリーズ名 伊那市埋蔵文化財報告
シリーズ番号 12
編著者名
編集機関
長野県伊那市教育委員会
発行機関
長野県伊那市教育委員会
発行年月日 20230331
作成機関ID 20209
郵便番号 3968617
電話番号 0265784111
住所 長野県伊那市下新田3050番地
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 一夜城第1次
遺跡名かな いちやじょう
本内順位
遺跡所在地 伊那市富県4525ほか
所在地ふりがな いなしとみがた4525ほか
市町村コード 20209
遺跡番号 344
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 354925
東経(世界測地系)度分秒 1380006
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 35.823611 138.001666
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20120116-20120331
調査面積(㎡)
164.4
調査原因 試掘確認調査
遺跡概要
種別
集落
城館
時代
縄文
平安
中世(細分不明)
主な遺構
土塁
主な遺物
縄文土器
  石器
土師器
須恵器
灰釉陶器
中世陶器
内耳土器
特記事項 一夜城跡の土塁・堀が改修を受けていることが判明した。
遺跡名 一夜城第2次
遺跡名かな いちやじょう
本内順位
遺跡所在地 長野県伊那市富県4525他
所在地ふりがな ながのけんいなしとみがた4525ほか
市町村コード 20209
遺跡番号 344
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒
東経(世界測地系)度分秒
調査期間
20130919-20130924
調査面積(㎡)
78.75
調査原因 発掘調査(住宅建設)
遺跡概要
種別
集落
城館
時代
縄文
平安
中世(細分不明)
主な遺構
竪穴建物址
主な遺物
土師器
須恵器
灰釉陶器
特記事項 平安時代の竪穴建物址2棟を調査し、該期集落の一端を把握した。
遺跡名 一夜城第3次
遺跡名かな いちやじょう
本内順位
遺跡所在地 長野県伊那市富県4525他
所在地ふりがな ながのけんいなしとみがた4525ほか
市町村コード 20209
遺跡番号 344
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒
東経(世界測地系)度分秒
調査期間
20140129-20140129
調査面積(㎡)
1.5
調査原因 試掘確認調査
遺跡概要
種別
集落
城館
時代
縄文
平安
中世(細分不明)
主な遺構
なし
主な遺物
なし
特記事項 東辺土塁外法に設置された石積が昭和期のものであることを確認した。
遺跡名 一夜城第4次
遺跡名かな いちやじょう
本内順位
遺跡所在地 長野県伊那市富県4525他
所在地ふりがな ながのけんいなしとみがた4525ほか
市町村コード 20209
遺跡番号 344
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒
東経(世界測地系)度分秒
調査期間
20140617-20140709
調査面積(㎡)
60.5
調査原因 発掘調査(住宅建設)
遺跡概要
種別
集落
城館
時代
縄文
平安
中世(細分不明)
主な遺構
竪穴建物址
溝状遺構
主な遺物
縄文土器
土師器
須恵器
灰釉陶器
カワラケ
中世陶器
特記事項 平安時代の竪穴建物址1棟と、溝状遺構1条を調査した。溝状遺構は西辺土塁に平行することから、城館に関連する遺構である可能性を指摘できる。
遺跡名 一夜城第5次
遺跡名かな いちやじょう
本内順位
遺跡所在地 長野県伊那市富県4525他
所在地ふりがな ながのけんいなしとみがた4525ほか
市町村コード 20209
遺跡番号 344
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒
東経(世界測地系)度分秒
調査期間
20141120-20141225
調査面積(㎡)
30.36
調査原因 確認調査(市道拡幅)
遺跡概要
種別
集落
城館
時代
縄文
平安
中世(細分不明)
主な遺構
なし
主な遺物
なし
特記事項 なし
遺跡名 一夜城第6次
遺跡名かな いちやじょう
本内順位 6
遺跡所在地 長野県伊那市富県4525他
所在地ふりがな ながのけんいなしとみがた4525ほか
市町村コード 20209
遺跡番号 344
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒
東経(世界測地系)度分秒
調査期間
20170306-20170421
調査面積(㎡)
193.5
調査原因 発掘調査(住宅建設)
遺跡概要
種別
集落
城館
時代
縄文
平安
中世(細分不明)
主な遺構
竪穴建物址
主な遺物
縄文土器
  石器
土師器
須恵器
灰釉陶器
特記事項 平安時代の竪穴建物址3棟を調査した。
東辺堀の外側肩が確認され、堀の規模を把握できた。
要約 1 一夜の城について
一夜の城は、土塁現況外裾で東辺59.0m・南辺54.4m・西辺50.4m・北辺64.0mを測り、不整方形を呈する。西・北辺の土塁は昭和期に削平を受け損傷が著しい。土塁と外裾の比高差は東辺約1.8m、南辺約3.1m、西辺約1.6m、北辺約0.6m、敷の幅は東辺9.8mを測る。東辺中央に虎口が設けられ、間口は3.0mを測る。
現況では堀の存在は確認できないが、四周に堀が巡らされていたことが確認された。
第1次調査4・7トレンチの調査で確認された土塁と堀では、改修の痕跡が確認された。堀の改修と土塁の修築は同時一連の行為と考えられる。堀と土塁の構築・改修築過程を復元すると、城のおそらく始期に堀を掘り土塁が掻き上げられる。一定期間経過して土塁が一定程度崩壊するとともに、堀も一定程度埋没する。その後、埋まって浅くなった堀について幅を拡げて改修する必要が生じ、掘削土を土塁上に改めて積み上げたと考えられる。
出土遺物から、一夜の城の始期は少なくとも15世紀中葉以前に遡り、上限は平安時代中期10世紀中葉である。終期は近世の相当早い段階で、存続期間は最短で120年、最長で600年程度と考えられる。
第1次から第6次までの調査結果では、一夜の城が織田軍による築城とする伝承を直接裏付ける痕跡や出土遺物はない。
2 他時代の遺構・遺物
(1)縄文時代
 縄文時代前期を中心に、後・晩期のかけての土器・石器、石刀・石剣が出土している。遺構に関する情報は得られていない。
(2)弥生時代
 きわめて断片的であるが、第4次調査で弥生時代後期の壷・甕が出土した。段丘面上の広範囲に後期には集落が拡散する状況があり、本遺跡やその周辺でも該期の竪穴建物や墳墓群が確認される可能性がある。
(3)平安時代
第2次・第4次・第6次において、竪穴建物址が調査されている。時期は9世紀代、10世紀半ばの2時期が考えられ、市内における同時代の集落の存続時期と同様の傾向を示している。

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