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首里城跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/22118
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.22118
引用表記 沖縄県立埋蔵文化財センター 2018 『沖縄県立埋蔵文化財センター調査報告書97:首里城跡』沖縄県立埋蔵文化財センター
沖縄県立埋蔵文化財センター 2018 『首里城跡』沖縄県立埋蔵文化財センター調査報告書97
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書名 首里城跡
発行(管理)機関 沖縄県立埋蔵文化財センター - 沖縄県
書名かな しゅりじょうあと
副書名 継世門北地区発掘調査報告書
巻次
シリーズ名 沖縄県立埋蔵文化財センター調査報告書
シリーズ番号 97
編著者名
編集機関
沖縄県立埋蔵文化財センター
発行機関
沖縄県立埋蔵文化財センター
発行年月日 20180330
作成機関ID 470007
郵便番号 9030125
電話番号 0988358752
住所 沖縄県中頭郡西原町字上原193-7
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 首里城跡継世門北地区
遺跡名かな しゅりじょうあとけいせいもんきたちく
本内順位
遺跡所在地 沖縄県那覇市首里当蔵町3丁目1番ほか
所在地ふりがな おきなわけんなはししゅりとうのくらちょう3ちょうめ1ばんほか
市町村コード 47201
遺跡番号
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 261302
東経(世界測地系)度分秒 1274311
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 26.217222 127.719722
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20140701-20150327
調査面積(㎡)
286
調査原因 国営沖縄記念公園(首里城地区)整備に伴う遺構確認調査
遺跡概要
種別
城館
時代
近世(細分不明)
近代(細分不明)
グスク
主な遺構
御嶽(イビ)
石積み
階段
石列
ピット
主な遺物
中国産
ベトナム産
タイ産
朝鮮半島産
本土産陶磁器
土器
沖縄産陶器
金属製品
鍛冶関連遺物
銭貨
銭貨状金製品
骨製品
石製品
貝製品
円盤状製品
ガラス玉
瓦(明朝系
大和系
高麗系)
漆喰
獣魚骨
貝殻
特記事項 美福門基壇・階段、赤田御門の御嶽を確認
要約 今回の継世門北地区の調査では、継世門北側ピット群、美福門基壇・階段、御嶽が確認された。
 継世門北側ピット群は、遺物はごく少量のため時期の確定は難しいが、しかしながら、継世門(1546年創建)よりレベル的に下位にあることを考慮すると、それより以前の遺構である可能性があろう。
 美福門基壇・階段では、 尚巴志王代(1422~39年)に創建されたと伝わる美福門の基壇と、そこから継世門へ至る南東方向に延びる階段を検出した。構築時期であるが、下層であるⅣ層の出土陶磁器類では、15世紀前後のものが主体だが、17世紀前後のものも一定量みられることから、今回確認された階段自体は17世紀に構築もしくは改修された可能性なども考えられよう。
 御嶽は、美福門の東側に隣接しており、独立した巨石(イビ)の周りに石積みを巡らしており、かつて継世門の北側に存在したとされる「赤田御門の御嶽」である可能性が高い。イビの西北部の隙間から、銭貨状金製品12枚と、洪武通寶9枚、無文銭2枚が一部重ねられた状態で合計23枚出土しており、何らかの祭祀行為に伴うものと推定される。石積みにはその切り合いから時期差がみられ、イビを円形に取り巻く石積み6などは美福門階段より古いが、前述のようにその時期は確定できていない。しかし、御嶽としての利用は青磁Ⅴ類が多く出土しており、15世紀前半代に遡る可能性も考えられる。一方、これらより新しい平面観が「コ」の字形を呈する石積み4は、出土陶磁器では17~18世紀代だが、絵図資料を考慮すると18世紀後半~19世紀前半に構築された可能性も考えられよう。

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