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波寄三宅田遺跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/139763
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.139763
引用表記 2021 『福井県埋蔵文化財調査報告172:波寄三宅田遺跡 』福井県教育庁埋蔵文化財調査センター
2021 『波寄三宅田遺跡 』福井県埋蔵文化財調査報告172
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書名 波寄三宅田遺跡
発行(管理)機関 福井県埋蔵文化財調査センター - 福井県
書名かな なみよせみやけだいせき
副書名 一般国道416号道路改良工事に伴う調査
巻次 第1分冊遺構編・第2分冊遺物編I・第3分冊遺物編II
シリーズ名 福井県埋蔵文化財調査報告
シリーズ番号 172
編著者名
編集機関
発行機関
福井県教育庁埋蔵文化財調査センター
発行年月日 20210331
作成機関ID
郵便番号
電話番号
住所
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 波寄三宅田遺跡
遺跡名かな なみよせみやけだいせき
本内順位
遺跡所在地 福井県福井市波寄町
所在地ふりがな ふくいけんふくいしなみよせちょう
市町村コード 18201
遺跡番号 01044
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 360928
東経(世界測地系)度分秒 1360856
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 36.157777 136.148888
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20100701-20101228
20110401-20110831
調査面積(㎡)
10670
調査原因 記録保存調査
遺跡概要
種別
集落
時代
縄文
弥生
古墳
古代(細分不明)
中世(細分不明)
主な遺構
方形周溝墓
土坑
井戸
掘立柱建物
主な遺物
縄文土器
石器
石製品
土製品
玉作関連遺物
玉類
木器
木製品
土師器
須恵器
墨書土器
陶磁器
特記事項 縄文時代:8区川から遺物が多量に出土し、大珠・石棒・土偶も出土した。
弥生時代~古墳時代:主に第Ⅰ・Ⅲ・Ⅳ区域に展開する。
古代:主に第Ⅱ・Ⅲ区域に展開する。
中世:主に第Ⅲ区域に展開する。
要約  波寄三宅田遺跡は、福井市波寄町集落の北東側に位置し、九頭竜川左岸の氾濫原に広域に展開する。現状は標高3mを測る水田地帯であるが、古代まで遺跡の北西側には三里浜の砂丘を境に潟湖が存在していたと考えられ、潟湖を利用して集落が営まれたと考える。
 遺構の主な時期は、弥生時代後期~古墳時代前期および奈良・平安時代の古代に大別でき、前者については第Ⅳ区域1区SD1と第Ⅳ区域8区川において大量の土器を検出した。後者については第Ⅱ・Ⅲ区域においては整然と配置された建物群を検出し、遺跡の中心部を捉えることができた。建物群は、重複して構築した形跡がなく、共伴する遺物も少量の供膳具を主体としていることから、居住集落ではなく荘園を管理するような公的施設であった可能性が高い。
 遺物は、第Ⅳ区域8区川から出土したものが大半を占め、川の上層で弥生時代後期~古墳時代前期の土器、玉作り関連遺物、木器が出土し、川が形成される以前の最下層から膨大な量の縄文時代の土器、石器を検出した。縄文土器の時期は早期~晩期におよぶが、後期初頭から前葉が量的主体をなす。

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