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多良木相良氏遺跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/139823
DOI 二次元コード
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.139823
引用表記 多良木町教育委員会 2024 『多良木町文化財調査報告第3集:多良木相良氏遺跡』多良木町教育委員会・多良木町
多良木町教育委員会 2024 『多良木相良氏遺跡』多良木町文化財調査報告第3集
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書名 多良木相良氏遺跡
発行(管理)機関 多良木町 - 熊本県
書名かな たらぎさがらしいせき
副書名 多良木相良氏関連遺跡群総合調査報告書
巻次
シリーズ名 多良木町文化財調査報告
シリーズ番号 第3集
編著者名
編集機関
多良木町教育委員会
発行機関
多良木町教育委員会・多良木町
発行年月日 20240331
作成機関ID 435058
郵便番号 8680595
電話番号 0966421257
住所 熊本県球磨郡多良木町多良木1648
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 相良頼景館跡
遺跡名かな さがらよりかげやかたあと
本内順位 1
遺跡所在地 熊本県球磨郡多良木町大字黒肥地字蓮花寺825−1ほか
所在地ふりがな くまもとけんくまぐんたらぎまちおおあざくろひじあざれんげじ825–1ほか
市町村コード 435058
遺跡番号 多23
北緯(日本測地系)度分秒 321622
東経(日本測地系)度分秒 1305645
北緯(世界測地系)度分秒 321622
東経(世界測地系)度分秒 1305645
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 32.272777 130.945833
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20210902-20220329
20220921-20221201
調査面積(㎡)
62.8
調査原因 遺跡範囲確認
遺跡概要
種別
城館
時代
中世(細分不明)
主な遺構
堀跡
土塁跡
主な遺物
土師器
青磁
特記事項
遺跡名 青蓮寺境内
遺跡名かな しょうれんじけいだい
本内順位 2
遺跡所在地 熊本県球磨郡多良木町大字黒肥地字北山下3992
所在地ふりがな くまもとけんくまぐんたらぎまちおおあざくろひじあざきややました3992
市町村コード 435058
遺跡番号 多25
北緯(日本測地系)度分秒 321640
東経(日本測地系)度分秒 1305646
北緯(世界測地系)度分秒 321640
東経(世界測地系)度分秒 1305646
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 32.277777 130.946111
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20210902-20221102
調査面積(㎡)
20
調査原因 遺跡内容確認
遺跡概要
種別
社寺
時代
中世(細分不明)
主な遺構
壇上積基壇
五輪塔
主な遺物
特記事項
遺跡名 東光寺磨崖梵字
遺跡名かな とうこうじまがいぼんじ
本内順位 3
遺跡所在地 熊本県球磨郡多良木町大字黒肥地字祓川4393−3
所在地ふりがな くまもとけんくまぐんたらぎまちおおあざくろひじあざはらいごう4393−3
市町村コード 435058
遺跡番号 多20
北緯(日本測地系)度分秒 321741
東経(日本測地系)度分秒 1305703
北緯(世界測地系)度分秒 321741
東経(世界測地系)度分秒 1305703
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 32.294722 130.950833
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20210902-20220214
20220901-20221102
調査面積(㎡)
7.7
調査原因 遺跡範囲確認
遺跡概要
種別
祭祀
時代
中世(細分不明)
主な遺構
磨崖板碑
石窟
主な遺物
青磁
土師器
特記事項
要約  多良木相良氏遺跡は鎌倉時代に西遷し、鎮西相良氏の惣領家として存在した多良木相良氏に関する遺跡である。相良家文書に登場する「多良木村」は多良木相良氏の本拠である。
 相良頼景館跡は鎌倉時代から機能した遺跡である。多良木相良氏が開発したとされる灌漑域に占地し、当初は堀によって方形に区画され、球磨川に面し石積堤防を整備した遺跡であった。北側の堀は15世紀中頃には一度埋め戻され、多良木相良氏滅亡後の16世紀後半には再度堀が掘られ、土塁が造成される。遺跡の形成は、史料から得られた多良木相良氏の活動時期と一致しており、地域開発の拠点施設と考えられる。
 青蓮寺境内の当初の姿は、鎮西相良氏の祖・頼景の廟所が設けられ、廟所の中に阿弥陀三尊を安置、その背後中軸線上に壇上積基壇w配置、その上に五輪塔を設置するという墓所景観が復元できる。これらの墓所整備は、永仁3年(1295)に多良木相良氏主催のもと行われており、一族の墓所として機能していたと考えられる。青蓮寺境内は多良木相良氏にとって支配の正当性を示すものであり、多良木相良氏滅亡後も、墓所空間は支配の正当性を保持する装置であった。
 東光寺磨崖梵字は磨崖板碑であることがわかった。その隣には石窟も確認できた。東国御家人である多良木家にとって、自らの出自を主張するための装置であるとともに、地域社会への権威付けの機能があったものと考えられる。

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