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史跡 こうもり塚古墳

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/131000
引用表記 岡山県古代吉備文化財センター 2023 『岡山県埋蔵文化財発掘調査報告266:史跡 こうもり塚古墳』岡山県教育委員会
岡山県古代吉備文化財センター 2023 『史跡 こうもり塚古墳』岡山県埋蔵文化財発掘調査報告266
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ファイル
書名 史跡 こうもり塚古墳
発行(管理)機関 岡山県教育委員会 - 岡山県
書名かな しせき こうもりづかこふん
副書名 「吉備路の歴史遺産」魅力発信事業に伴う保存活用総合調査
巻次
シリーズ名 岡山県埋蔵文化財発掘調査報告
シリーズ番号 266
編著者名
編集機関
岡山県古代吉備文化財センター
発行機関
岡山県教育委員会
発行年月日 20230315
作成機関ID 331015
郵便番号 7008570
電話番号 0862242111
住所 岡山県岡山市北区内山下2-4-6
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 こうもり塚古墳
遺跡名かな こうもりづかこふん
本内順位
遺跡所在地 岡山県総社市上林
所在地ふりがな おかやまけんそうじゃしかんばやし
市町村コード 33208
遺跡番号 332081657
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 344002
東経(世界測地系)度分秒 1334709
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 34.667222 133.785833
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
19781201-19790209
20210901-20211224
20220506-20220629
調査面積(㎡)
225.7
145.0
調査原因 学術調査 史跡整備・保存目的
遺跡概要
種別
古墳
時代
古墳
主な遺構
古墳
主な遺物
石棺
陶棺
須恵器
土師器
環頭大刀柄頭
大刀
馬具
鉄鏃
弓金具
農工具
耳環
玉類
鉄滓
石鏃
石斧
砥石
古銭
特記事項 墳長約96mの前方後円墳。横穴式石室には家形石棺が残る。
石室から陶棺のほか、単鳳環頭大刀柄頭、須恵器、土師器、武器、農工具等が出土した。
要約  丘陵尾根の先端に築造された墳長約96mの前方後円墳。古墳時代後期としては県内最大の規模を誇る。本書は、令和3・4年度に実施した墳丘確認調査に加え、過去に実施された横穴式石室の調査成果も収載した。
 墳丘は前方部・後円部とも二段築成で、外周には周縁部を造り出していた可能性が想定される。前方部下段は主に地山削り出しである一方、上段は互層状の盛土で築造されている。後円部は、上段を互層状の盛土で構築(第一次墳丘)した後、下段(第二次墳丘)を造成していた。第一次墳丘の外周に沿って溝状の掘り込み(墳丘内埋没溝)が認められ、第二次墳丘はその溝を埋め戻しながら構築されていた。また、古墳の背面に当たる北西側の墳丘は段築を形成しておらず、整形が簡略化されていたことが明らかとなった。
 横穴式石室は全長19.9mを測り、県内では最大、中・四国でも最大級の規模となる。棺は石棺と陶棺がある。石室内は攪乱を受けていたが、副葬品として単鳳環頭大刀柄頭をはじめ、武器、馬具、須恵器、土師器等が出土している。

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