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富山市打出遺跡発掘調査報告書

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/18992
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.18992
引用表記 富山市教育委員会 埋蔵文化財センター 2006 『富山市埋蔵文化財調査報告7:富山市打出遺跡発掘調査報告書』富山市教育委員会
富山市教育委員会 埋蔵文化財センター 2006 『富山市打出遺跡発掘調査報告書』富山市埋蔵文化財調査報告7
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ファイル
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書名 富山市打出遺跡発掘調査報告書
発行(管理)機関 富山市 - 富山県
書名かな とやましうちいでいせきはっくつちょうさほうこくしょ
副書名 一般県道四方新中茶屋線住宅基盤整備事業に伴う発掘調査報告
巻次
シリーズ名 富山市埋蔵文化財調査報告
シリーズ番号 7
編著者名
編集機関
富山市教育委員会 埋蔵文化財センター
発行機関
富山市教育委員会
発行年月日 20060317
作成機関ID 16201
郵便番号 9300091
電話番号 0764424246
住所 富山県富山市愛宕町1-2-24
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
タイトル 富山市打出遺跡の道路跡
英語タイトル
著者
安達 志津
ページ範囲 179 - 182
NAID
都道府県 富山県
時代
文化財種別
史跡・遺跡種別 交通
遺物(材質分類)
学問種別 考古学
テーマ
他の電子リソース
引用表記
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抄録(内容要約)
所収遺跡
遺跡名 打出遺跡
遺跡名かな うちいでいせき
本内順位
遺跡所在地 富山県富山市打出1471外14筆
所在地ふりがな とやまけんとやましうちいで
市町村コード 16201
遺跡番号 201009
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 364500
東経(世界測地系)度分秒 1371120
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 36.75 137.188888
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20040428-20041125
調査面積(㎡)
3300
調査原因 一般県道四方新中茶屋線住宅基盤整備事業
遺跡概要
種別
集落
時代
弥生
古墳
奈良
平安
室町
江戸
主な遺構
弥生
古墳-竪穴住居
掘立柱建物
周溝状遺構
土坑
旧河川
主な遺物
弥生
古墳-弥生土器
土師器
鉄器
砥石
叩き石
台石
管玉
棗玉
ガラス小玉
種子
炭化米
炭化建築材
特記事項 弥生・古墳-全国的にも遺存状態が良好な弥生時代終末期の焼失住居を確認した
種別
時代
主な遺構
奈良
平安-土坑
道路
波板状凹凸
竪穴状土坑
ピット
旧河川
主な遺物
奈良
平安-須恵器
土師器
石帯
土錘
特記事項 奈良・平安-平安時代の直線道路(幅6m)を確認した
種別
時代
主な遺構
室町-区画溝
道路
土壙墓
旧河川
主な遺物
室町-中世土師器
珠洲
珠洲転用遊戯具(駒)
古瀬戸
瀬戸美濃
青磁
瓦質土器
鉄滓
羽口
特記事項
種別
時代
主な遺構
江戸-旧河川
主な遺物
江戸-銭貨
唐津
越中瀬戸
泥面子
土製品
土人形
キセル
鉛玉
鉄奨坏
特記事項
要約 ①弥生時代後期前半~古墳時代前期後半の集落、②奈良~平安時代の集落、③平安時代の直線道路、④室町時代の集落、⑤弥生~江戸時代の旧河川を確認した。
弥生時代後期前半~古墳時代前期後半にかけて、旧河川脇の微高地上に集落が形成された。弥生時代後期後半~古墳時代前期前葉が集落のピークで、8棟の竪穴住居、掘立柱建物1棟、周溝状遺構3基のほか、多数の土坑や溝がある。弥生時代終末期の竪穴住居1棟は遺存状態が良好な焼失住居で、住居構造を復元する上で基準資料となる。当該期の鉄器は、富山県域では最多出土量である。旧河川の堆積土を珪藻分析した結果、河川水量の安定度が集落の消長と密接に関係していることが明らかになった。
奈良~平安時代にも微高地上で集落が形成された。畠や竪穴状土坑が確認された。平安時代には側溝心々問の幅が約6mの直線道路が敷設され、その構造や周辺の官街関連遺跡との位置関係から、官道と考えられる。
室町時代には、区画溝や土壌墓が確認され、本調査区は集落の縁辺部に相当することが判明した。中~近世の旧河川は川としての機能を失い、埋没過程にあった。
弥生時代後期前半~古墳時代前期後半の土器が大量に出土し、その様相は旧河川を挟んだ対岸の江代割遺跡と類似している。

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