奈良文化財研究所 ホーム
キーワードから探す
一覧から探す
その他
おすすめ
PDFがある書誌登録数
41553 件
( 発行機関数 760 機関 )
現在の書誌登録数
132584 件
( 前年度比 + 1932 件 )
( 発行機関数 1918 機関 )
現在の遺跡抄録件数
147742 件
( 前年度比 + 2310 件 )
現在の文化財論文件数
120684 件
( 前年度比 + 1693 件 )
現在の文化財動画件数
1317 件
( 前年度比 + 133 件 )
( 登録機関数 119 機関 )
文化財イベント件数
1266 件
( 前年度比 + 218 件 )
※過去開催分含む

栗橋宿跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/72536
引用表記 公益財団法人 埼玉県埋蔵文化財調査事業団 2019 『埼玉県埋蔵文化財調査事業団報告書456:栗橋宿跡』公益財団法人 埼玉県埋蔵文化財調査事業団
公益財団法人 埼玉県埋蔵文化財調査事業団 2019 『栗橋宿跡』埼玉県埋蔵文化財調査事業団報告書456
wikipedia 出典テンプレート : {{Cite book ... 開く
wikipedia 出典テンプレート : {{Cite book|和書|first=雄功|last=水村|title=栗橋宿跡|origdate=2019-09-27|date=2019-09-27|url=https://sitereports.nabunken.go.jp/72536|location=埼玉県熊谷市船木台4-4-1|ncid=BB28162178|series=埼玉県埋蔵文化財調査事業団報告書|volume=456}} 閉じる
ファイル
書名 栗橋宿跡
発行(管理)機関 (公財)埼玉県埋蔵文化財調査事業団 - 埼玉県
書名かな くりはししゅくあと
副書名 首都圏氾濫区域堤防強化対策における埋蔵文化財発掘調査報告
巻次 3
シリーズ名 埼玉県埋蔵文化財調査事業団報告書
シリーズ番号 456
編著者名
編集機関
公益財団法人 埼玉県埋蔵文化財調査事業団
発行機関
公益財団法人 埼玉県埋蔵文化財調査事業団
発行年月日 20190927
作成機関ID
郵便番号 3690108
電話番号 0493393955
住所 埼玉県熊谷市船木台4-4-1
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 栗橋宿跡 第6地点
遺跡名かな 栗橋宿跡
本内順位
遺跡所在地 埼玉県久喜市栗橋北二丁目3452-1他
所在地ふりがな さいたまけんくきしくりはしきたにちょうめ
市町村コード 112321
遺跡番号 011
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 360826
東経(世界測地系)度分秒 1394211
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 36.140555 139.703055
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20141001-20150331
20150401-20160331
調査面積(㎡)
3266
調査原因 堤防強化記録保存調査
遺跡概要
種別
その他
時代
江戸
主な遺構
建物跡
穴蔵
基礎状遺構
硬化面範囲
埋設桶
井戸跡
杭列
溝跡
焼土遺構
土壙
砂範囲
遺物集中
ピット
主な遺物
陶磁器
土製玩具
土製人形
木製品
金属製品
石製品
硝子製品(笄)
骨製品
貝製品
繊維製品
特記事項 町屋跡を調査した。
木製桝形穴蔵が検出された。
要約  栗橋宿跡は利根川右岸に立地する日光道中の宿場「栗橋宿」の町屋跡である。発掘調査は19 世紀前葉~中葉の遺構を中心とする第一面と、18 世紀以前の遺構を中心とする第二面で実施した。
 調査の結果、第一面では町屋の裏空間に立ち並ぶ土蔵跡と考えられる建物跡群とそれらに付随する敷地境と考えられる杭列、溝跡が検出されたが、第二面では明確な敷地境は検出されなかった。敷地の境と江戸期の絵図は概ね対応していた。また、第203 号建物跡に伴って、船材を転用した「木製桝形穴蔵」がほぼ完全な状態で検出された。県内では、初事例である。 
 第117・118 号土壙及びグリッド出土の陶磁器には、「トラヤ」あるいは「とらや」と釘書きが施されたものが多数あり、「とらや」と直接染付を施した注文生産品も見られた。「虎屋」とは、栗橋宿西本陣跡に比定される脇本陣の屋号として知られている。第117・118 号土壙から出土した木製品には「栗橋宿とらや運平様行」の墨書資料があり、江戸期の絵図に見える住人と一致した。これらの出土遺物により、脇本陣の他に「虎屋」を名乗っていた住人がいたことが明らかとなった。
 遺物では、僅かなヨーロッパ産、中国産陶磁器類に加え、組物を中心とする国産陶磁器が多く検出された。土器類では、江戸で生産されたものが少数見られた他、江戸のものとは異なる在地の製品が多く認められた。加えて、常陸地域の製品が僅かに見られ、特に葉茶壺形土器は江戸・常陸地域外で初めて確認された。土壙を中心に出土した多種多様な一括遺物は、近世宿場町の実態を示す良好な資料と位置づけることができる。

関連文化財データ一覧

このエントリーをはてなブックマークに追加
詳細ページ表示回数 : 422
ファイルダウンロード数 : 0

全国のイベント

外部出力