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北小松遺跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/19031
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.19031
引用表記 宮城県教育委員会 2014 『宮城県文化財調査報告書234:北小松遺跡』宮城県教育委員会
宮城県教育委員会 2014 『北小松遺跡』宮城県文化財調査報告書234
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書名 北小松遺跡
発行(管理)機関 宮城県教育委員会 - 宮城県
書名かな きたこまついせき
副書名 田尻西部地区ほ場整備事業に係る平成21年度発掘調査報告書
巻次
シリーズ名 宮城県文化財調査報告書
シリーズ番号 234
編著者名
編集機関
宮城県教育委員会
発行機関
宮城県教育委員会
発行年月日 20140320
作成機関ID 04000
郵便番号 9808423
電話番号 0222113685
住所 宮城県仙台市青葉区本町3-8-1
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 北小松遺跡
遺跡名かな きたこまついせき
本内順位
遺跡所在地 宮城県大崎市田尻小松字屋敷浦ほか
所在地ふりがな みやぎけんおおさきしたじりこまつあざやしきうらほか
市町村コード 042153
遺跡番号 38005
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 383710
東経(世界測地系)度分秒 1410018
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 38.619444 141.005
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20090511-20091214
20100201-20100202
調査面積(㎡)
2170
調査原因 経営体育成基盤整備事業(ほ場整備)
遺跡概要
種別
集落
時代
縄文
主な遺構
掘立柱建物跡19
柱列跡3
土坑墓27 埋葬犬骨3
土器埋設遺構5
集石遺構3
遺物包含層6
主な遺物
縄文土器
土製品
石器
石製品
木製品
骨角牙製品
人骨
動物遺存体
植物遺存体
特記事項 縄文時代晩期末葉の居住域と墓域(一次埋葬・二次埋葬)等で構成される大規模集落跡。縄文時代後期末葉から晩期末葉の遺物包含層。
要約  北小松遺跡は宮城県北部にある清滝丘陵(築館丘陵)の南縁部の谷底平野に位置する大規模な遺跡である。ほ場整備事業に伴う発掘調査の結果、丘陵突端部や裾部から縄文時代後期末葉~晩期末葉の掘立柱建物跡や柱列跡、土坑墓、埋葬犬骨、土器埋設遺構、集石遺構、遺物包含層などを検出した。
 居住域は丘陵頂部を中心に形成され、掘立柱建物群からなる。その中央部は広場として利用され、また、晩期末葉にはこれらを囲む柵や塀がつくられた可能性がある。その南側では、晩期末葉に土坑墓と埋葬犬骨、集石遺構からなる埋葬行為に関連する空間が形成される。なお、土坑墓はすべて一次埋葬の墓壙であり、土器を遺体に被せたものから被せないものへと変化する。居住域の北側では、晩期最終末に土器埋設遺構と集石遺構が形成される。土器埋設遺構は二次埋葬の墓壙と考えられ、集石遺構と合わせて埋葬行為に関連する空間とみられる。
 遺物は、土器や土製品、石器・石製品のほか、木製品や骨角牙製品などの有機質遺物や動植物遺存体が多量に出土した。これらのなかには、中空動物形土製品やイモガイ形石製品など他に類例の少ない遺物が含まれる。また、晩期中葉の遺物包含層から出土した3点の「サメ歯装着具」は日本列島において初の報告事例である。

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