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浜川目沢田2遺跡発掘調査報告書

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/21805
DOI 二次元コード
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.21805
引用表記 公益財団法人岩手県文化振興事業団埋蔵文化財センター 2018 『岩手県文化振興事業団埋蔵文化財調査報告書679:浜川目沢田2遺跡発掘調査報告書』岩手県沿岸広域振興局土木部宮古土木センター他
公益財団法人岩手県文化振興事業団埋蔵文化財センター 2018 『浜川目沢田2遺跡発掘調査報告書』岩手県文化振興事業団埋蔵文化財調査報告書679
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書名 浜川目沢田2遺跡発掘調査報告書
発行(管理)機関 (公財)岩手県文化振興事業団埋蔵文化財センター - 岩手県
書名かな はまかわめさわだ2いせきはっくつちょうさほうこくしょ
副書名 主要地方道重茂半島線地域連携道路整備事業関連遺跡発掘調査
巻次
シリーズ名 岩手県文化振興事業団埋蔵文化財調査報告書
シリーズ番号 679
編著者名
編集機関
公益財団法人岩手県文化振興事業団埋蔵文化財センター
発行機関
岩手県沿岸広域振興局土木部宮古土木センター
公益財団法人岩手県文化振興事業団
発行年月日 20180315
作成機関ID 03000
郵便番号 0200853
電話番号 0196389001
住所 岩手県盛岡市下飯岡11地割185番地
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 浜川目沢田Ⅱ遺跡
遺跡名かな はまかわめさわだ2いせき
本内順位
遺跡所在地 岩手県下閉伊郡山田町大沢第11地割113-3ほか
所在地ふりがな いわてけんしもへいぐんやまだまちおおさわだい11ちわり113-3ほか
市町村コード 03482
遺跡番号 LG84-2381
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 392905
東経(世界測地系)度分秒 1415905
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 39.484722 141.984722
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20160401-20161125
調査面積(㎡)
13500
調査原因 主要地方道重茂半島線地域連携道路整備事業
遺跡概要
種別
集落
その他の生産遺跡
散布地
時代
縄文
弥生
平安
近世(細分不明)
主な遺構
竪穴建物跡
炉跡
焼土遺構
土坑類
埋設土器
柱穴
鉄生産関連炉
不明遺構
土坑
溝跡
炭窯
道路状遺構
主な遺物
縄文土器
土製品
石器
石製品
貝殻
弥生土器
土師器
須恵器
金属製品
羽口
鉄滓
陶器
磁器
その他
特記事項 種別:縄文 弥生 平安 近世 時期不明

大木8a式~10式期の集落跡、弥生時代後期の土器、11~12世紀の鍛冶関連の工房跡
要約  浜川目沢田Ⅱ遺跡は、山田町役場の北東約3.5㎞、山田湾北岸に面する浜川目地区に所在している。遺跡は浜川目地区西側の丘陵尾根部及び谷部にかけて広がり、今回の調査区は山田湾に向かって延びている平坦な丘陵尾根部2箇所とその東西斜面部である。隣接する北東側に広がる低位の緩斜面部には、平成26年度に発掘調査が行われた浜川目沢田Ⅰ遺跡が所在し、縄文時代中期を中心とした海辺の集落跡が確認されている。
 今回の発掘調査では、主に縄文時代と平安時代の遺構・遺物が確認された。調査区は大きく東西にわかれており、縄文時代の遺構は主に東側の調査区で確認された。主な遺構は竪穴建物跡とフラスコ形の土坑で、竪穴建物跡の数に比してフラスコ形土坑の数が圧倒的に多い。調査区周辺に大規模な集落の存在が想定される。遺構の時期は中期前葉から末葉であるが、主体となる時期は縄文時代中期末葉の大木10式期である。今回の調査範囲でみる限り、中期前葉から集落が営まれており、末葉に最盛期を迎えるものと考えられる。平安時代の遺構は東西の調査区で確認された。遺構からは羽口や鉄滓等の鉄生産に関連するものが多く、鉄生産に関連する生産遺跡であることが判明した。鉄滓の出土量が少ないことや科学的な分析結果から、本遺跡では鍛錬鍛冶工程が行われていた可能性が高い。
 浜川目沢田Ⅱ遺跡は、縄文時代には集落、古代には鉄製品に関連する場として利用されていたことが判明した。

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