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発行機関一覧 (都道府県別) > 岩手県 > (公財)岩手県文化振興事業団埋蔵文化財センター > 盛岡市下猿田2・下猿田3遺跡 雫石町安庭古墳・伝久・町場2・町場3遺跡

盛岡市下猿田2・下猿田3遺跡 雫石町安庭古墳・伝久・町場2・町場3遺跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/25188
DOI 二次元コード
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.25188
引用表記 岩手県埋蔵文化財センター 1981 『岩手県埋文センター文化財調査報告書16:盛岡市下猿田2・下猿田3遺跡 雫石町安庭古墳・伝久・町場2・町場3遺跡』岩手県埋蔵文化財センター
岩手県埋蔵文化財センター 1981 『盛岡市下猿田2・下猿田3遺跡 雫石町安庭古墳・伝久・町場2・町場3遺跡』岩手県埋文センター文化財調査報告書16
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書名 盛岡市下猿田2・下猿田3遺跡 雫石町安庭古墳・伝久・町場2・町場3遺跡
発行(管理)機関 (公財)岩手県文化振興事業団埋蔵文化財センター - 岩手県
書名かな もりおかししもさるた2・しもさるた3いせき しずくいしちょうあにわこふん・でんく・まちば2・まちば3いせき
副書名 御所ダム建設関連遺跡発掘調査報告書
巻次 昭和49年度・54年度
シリーズ名 岩手県埋文センター文化財調査報告書
シリーズ番号 16
編著者名
編集機関
岩手県埋蔵文化財センター
発行機関
岩手県埋蔵文化財センター
発行年月日 19810325
作成機関ID
郵便番号 020
電話番号 0196-35-6622
住所 岩手県盛岡市向中野字向中野39-1
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 安庭古墳
遺跡名かな あにわこふん
本内順位
遺跡所在地 岩手県岩手郡雫石町西安庭字幸輔地内
所在地ふりがな いわてけんいわてぐんしずくいしちょうにしあにわあざこうすけちない
市町村コード 03301
遺跡番号 LE23-1107
北緯(日本測地系)度分秒 394009
東経(日本測地系)度分秒 1405926
北緯(世界測地系)度分秒
東経(世界測地系)度分秒
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 39.672 140.9871
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
19740701-19740825
調査面積(㎡)
調査原因 御所ダム建設に伴う緊急発掘調査
遺跡概要
種別
時代
中世(細分不明)
主な遺構
塚・周溝
主な遺物
灰釉陶器片
特記事項 十三塚?
遺跡名 伝久遺跡
遺跡名かな でんくいせき
本内順位
遺跡所在地 岩手県岩手郡雫石町西安庭字伝久
所在地ふりがな いわてけんいわてぐんしずくいしちょうにしあにわあざでんく
市町村コード 03301
遺跡番号 LE23-1050
北緯(日本測地系)度分秒 393952
東経(日本測地系)度分秒 1405812
北緯(世界測地系)度分秒
東経(世界測地系)度分秒
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 39.6673 140.9665
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
19740905-19741109
調査面積(㎡)
500
調査原因 御所ダム建設に伴う緊急発掘調査
遺跡概要
種別
その他
時代
弥生
主な遺構
竪穴住居状遺構1
主な遺物
弥生土器
石器
特記事項
遺跡名 町場2遺跡
遺跡名かな まちば2いせき
本内順位
遺跡所在地 岩手県岩手郡雫石町町場
所在地ふりがな いわてけんいわてぐんしずくいしちょうまちば
市町村コード 03301
遺跡番号 LE23-1211
北緯(日本測地系)度分秒 394002
東経(日本測地系)度分秒 1405940
北緯(世界測地系)度分秒
東経(世界測地系)度分秒
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 39.67 140.9909
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
19790409-19790602
調査面積(㎡)
9400
調査原因 御所ダム建設に伴う緊急発掘調査
遺跡概要
種別
散布地
時代
縄文
主な遺構
主な遺物
土器細片
石器
特記事項
種別
集落
時代
江戸
主な遺構
礎石建物跡4
墓跡4
主な遺物
銭貨
煙管
石臼
特記事項 近・現代の曲り屋
遺跡名 町場3遺跡
遺跡名かな まちば3いせき
本内順位
遺跡所在地 岩手県岩手郡雫石町町場
所在地ふりがな いわてけんいわてぐんしずくいしちょうまちば
市町村コード 03301
遺跡番号 LE23-1270
北緯(日本測地系)度分秒 393948
東経(日本測地系)度分秒 1405939
北緯(世界測地系)度分秒
東経(世界測地系)度分秒
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 39.6662 140.9907
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
19781002-19781104
19790702-19790910
調査面積(㎡)
1000
1700
調査原因 御所ダム建設に伴う緊急発掘調査
遺跡概要
種別
その他
時代
縄文
主な遺構
焼土遺構1
ピット7
主な遺物
縄文土器(早期末〜前期初頭
大木8b〜9式
後期初頭)
土偶
鐸形土製品
耳栓
円盤状土製品
石鏃
石錐
石匙
石槍
特記事項
種別
散布地
時代
弥生
主な遺構
主な遺物
弥生土器
特記事項
遺跡名 下猿田2遺跡
遺跡名かな しもさるた2いせき
本内順位
遺跡所在地 岩手県盛岡市繋字下猿田
所在地ふりがな いわてけんもりおかしつなぎあざしもさるた
市町村コード 03201
遺跡番号 LE23-1270
北緯(日本測地系)度分秒 394119
東経(日本測地系)度分秒 1410159
北緯(世界測地系)度分秒
東経(世界測地系)度分秒
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 39.6914 141.0296
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
19790604-19790811
調査面積(㎡)
1100
調査原因 御所ダム建設に伴う緊急発掘調査
遺跡概要
種別
散布地
時代
縄文
主な遺構
主な遺物
縄文土器(早期末〜前期初頭
中期末葉〜後期)
石鏃
石槍
石匙
箆状石器
スクレーパー
特記事項
種別
城館
時代
江戸
近代(細分不明)
主な遺構
礎石建物跡3
掘立柱建物跡1
墓壙16
主な遺物
銭貨
煙管
陶磁器
柄鏡
人骨
特記事項 曲り屋

種別:屋敷 墓
遺跡名 下猿田3遺跡
遺跡名かな しもさるた3いせき
本内順位
遺跡所在地 岩手県盛岡市繋字下猿田
所在地ふりがな いわてけんもりおかしつなぎあざしもさるた
市町村コード 03201
遺跡番号 LE14-2105
北緯(日本測地系)度分秒 394119
東経(日本測地系)度分秒 1410203
北緯(世界測地系)度分秒
東経(世界測地系)度分秒
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 39.6914 141.0307
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
19790903-19791115
調査面積(㎡)
2200
調査原因 御所ダム建設に伴う緊急発掘調査
遺跡概要
種別
その他
時代
縄文
主な遺構
陥し穴状遺構6
主な遺物
縄文土器(早期中葉〜前期初頭
中期末〜後期初頭)
石鏃
石槍
石匙2
掻器
箆状石器
特記事項
種別
集落
時代
江戸
近代(細分不明)
主な遺構
礎石建物跡2
掘立柱建物跡3
墓壙3
方形土坑2
主な遺物
銭貨
煙管
人形土製品
特記事項
要約 [安庭古墳 要約]
遺跡は雫石町役場の南南東約3.3kmの位置にあり南川の北岸にある。標高は175m前後である。塚は現状では1基だが昭和20年代以降畑地として開墾された際に、10数基の塚が削平されてしまった。調査開始前には残った塚の周囲30mを残して砂利の採取が行われてしまっていた。塚の規模は周溝を含めた全体で東西16m、南北14.5m、墳丘の高さ95cm、周溝の幅1.5〜2mである。墳丘中央部北寄りの封土の下に土坑が確認された。1.2×0.8の規模で底部に礫が敷かれていた。遺物は封土と周溝から古瀬戸の灰釉陶器片が出土している。15〜16世紀に位置付けられており、本遺跡の年代を16世紀ごろと考える。遺跡の性格は墳墓的性格の強い塚と考えられる。 
[伝久遺跡 要約]
遺跡は雫石町役場の南約3.6kmに位置し、南側右岸の洪積低位段丘上に載る。現況は水田で標高は185m前後である。調査の結果、竪穴住居状遺構1基と弥生土器が検出された。竪穴住居状遺構は1辺3.8m程の隅丸方形で遺物は出土していないが、周囲から弥生土器のみが出土している。従ってこの遺構も弥生時代に帰属するものと推定される。 
[町場2遺跡 要約]
岩手県内に多くあり数年前まで使用していたので平凡な曲り屋だが、出土した貨幣などから築造年代は50〜100年前に遡ることができそうだ。1棟はそれより古い厩を調査することができた。土台を載せた礎石上に墨縄で書かれた印も発見でき、創建当初の造営尺を考える上で重要な資料となる。 
[町場3遺跡 要約]
遺跡は雫石町役場より南南東約4.05kmの位置にある。遺跡及び周辺は学校、宅地、牧草地、砂利採集地で旧地形をあまり残していないため、遺構の広がりを把握することができなかった。しかし、今回の調査によって遺構・遺物が検出され、遺構が調査区の西寄りに検出されることや、聞き取りで得られた情報などから今回調査した部分は遺跡の一部と考えられる。出土遺物から縄文時代早期末から弥生時代にかけての生活の場であり、遺物の量が多いことから特に縄文時代後期の生活の場として考えられる。 
[下猿田2遺跡 要約]
遺跡は御所ダムの堤体から南約0.65kmに位置する。ダム水没の為解体された曲り屋が建っていた場所である。標高は180m前後で下猿田1、4遺跡などが隣接している。今回の調査ではこの曲り屋を対象としている。礎石の残っている近年解体された建物跡からは主に寛永通宝が多く出土し、創建当初を考察する上で重要な意味をもつ。また、この建物の下から掘立柱建物が検出され、建物の変遷過程を示す。この掘立柱建物跡も曲り屋の形態を示している。屋敷地内からは墓跡が検出された。この屋敷にすんだ人々の墓と考えられる。人骨、副葬品などから屋敷の歴史と生活の一端を知る上で墓跡の調査は欠かせない。 
[下猿田3遺跡 要約]
遺跡は御所ダム堤体より南に約0.7kmの位置にあり下猿田1・2遺跡と近接している。尾根状台地に立地し、縄文時代早期中葉〜前期初頭、中期末〜後期初頭、近世〜近現代に至る長期間生活の場となった。遺構は縄文時代が陥し穴状遺構6基、近世〜近現代が礎石建物跡2棟、掘立柱建物跡が3棟、墓壙、土坑などが検出された。縄文時代の遺物は撹乱等のため層位的な把握はできなかった。近世〜近現代の建物跡から掘立柱建物から礎石建物への移行を知る貴重な資料となった。 

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