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李平下安原遺跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/62830
引用表記 青森県埋蔵文化財調査センター 1988 『青森県埋蔵文化財調査報告書111:李平下安原遺跡』青森県教育委員会
青森県埋蔵文化財調査センター 1988 『李平下安原遺跡』青森県埋蔵文化財調査報告書111
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ファイル
書名 李平下安原遺跡
発行(管理)機関 青森県埋蔵文化財調査センター - 青森県
書名かな すもだいしもやすはらいせき
副書名 主要地方道大鰐浪岡線道路改良事業に係る埋蔵文化財発掘調査報告書
巻次
シリーズ名 青森県埋蔵文化財調査報告書
シリーズ番号 111
編著者名
編集機関
青森県埋蔵文化財調査センター
発行機関
青森県教育委員会
発行年月日 19880331
作成機関ID 022012
郵便番号 0300042
電話番号 0177885701
住所 青森市大字新城字天田内152-15
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 李平下安原遺跡
遺跡名かな すもだいしもやすはらいせき
本内順位
遺跡所在地 南津軽郡尾上町大字李平字下安原85の6 ほか
所在地ふりがな みなみつがるぐんおのえまちおおあざすもだいあざしもやすはら85の6ほか
市町村コード 02210
遺跡番号 210008
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 403659
東経(世界測地系)度分秒 1403512.9
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 40.616388 140.586916
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
19860422-19860917
調査面積(㎡)
3910
調査原因 道路改良事業
遺跡概要
種別
集落
時代
縄文
主な遺構
竪穴住居跡 1
土壙 24
主な遺物
土器(早期・前期・中期末葉から後期・晩期)
石器
円盤状土製品
石製品
特記事項 竪穴住居跡は後期頃のものと考えられる。
土坑は後期もしくは晩期と考えられるが、弥生時代の可能性もある。
種別
散布地
時代
弥生
主な遺構
土壙1
主な遺物
土器
特記事項
種別
集落
時代
古代(細分不明)
主な遺構
竪穴住居跡143
土壙31
溝状遺構約50
主な遺物
土師器
須恵器
鉄製品(刀子、小刀、刀金具、鉄鏃、鎌、手斧、釣針、締め金具、紡錘車、錫状など)
羽口
土製品・石製品(紡錘車・勾玉・土錘・用途不明の軽石など)
炭化櫛
炭化種子
鉄滓
人骨
特記事項 ・竪穴住居跡は、おおむね奈良時代末期から平安時代前半期にかけてのものと考えられる。
・墨書を有する土器が5 点、へラ書きを有する土器が23点出土した。
・鉄製品の多くは平安時代の住居に伴出する。
・紡錘車は土製・石製のものと鉄製のものとがある。前者は主に奈良時代から平安時代初期にかけての竪穴住居跡から、後者は平安時代の竪穴住居
跡から出土した。
・炭化種子は米・大麦・麻の実・スモモの種、オニグルミ・トチの実が出土した。
種別
城館
時代
中世(細分不明)
主な遺構
溝状遺構5
井戸跡1
主な遺物
珠洲あるいは珠洲系の陶器
瓦質土器
銭貨
特記事項
種別
その他
時代
近世(細分不明)
主な遺構
溝状遺構28
主な遺物
特記事項 28条の溝状遺構は近世以降である。
種別
不明
時代
不明
主な遺構
溝状遺構28
主な遺物
特記事項
要約 本遺跡は浅瀬石川と平川に挟まれた、東西に舌状に延びた台地上に立地している。
 この地は本県の中世の大きな舞台となった地域であり、水田地帯、穀倉地帯として極めて重要な地域であったものと考えられる。本遺跡はこのような稲作の適地を背景にして、8世紀後半から11世紀初頭に営まれた大規模な遺跡のごく一部であり、多くの生産・生活用具や動植物遺存体が出土した。その規模は不明であるが、昭和55年に尾上町教育委員会によって調査された高木遺跡とは一体のものと考えられる。

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