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[ 展覧会 ] 2019-09-14 〜 2019-10-27 福岡県

令和元年度考古企画展 「小水城を発掘する」

 水城は、天智3年(664年)に大宰府防衛のため築造された古代の土塁です。博多湾から太宰府へ広がる平野部に面した丘陵間の谷部に築かれ、博多湾側の防衛ラインの要所を担っていました。
 水城の中で最も有名なのは、福岡平野奥部の牛頸山系と四王寺山から丘陵部が伸び、平野部が最も狭くなるところに築かれた全長1.2kmにもなる水城(大堤)です。この水城(大堤)の西方から大野城市・春日市にかけての丘陵間の大きな谷部には、小規模な土塁群があり、水城(大堤)と区別して小水城と呼ばれています。
 
 現在春日市では、「大土居水城跡」と「天神山水城跡」の2ヶ所で小水城が確認され、国の特別史跡に指定されています。
 平成30年度に実施した「大土居水城跡」と「天神山水城跡」の発掘調査では、土塁築造において、種類の異なる土を層状につき固めながら盛土する”版築”という古代の高度な土木技術が使われており、水城(大堤)とほぼ同じ造り方をしていることが明らかになりました。
 
 本展では導水施設である木樋の部材などの出土品や、剥ぎ取り土層を用い、「大土居水城跡」と「天神山水城跡」の発掘調査の成果について、水城(大堤)と比較しながら解説します。
主催春日市教育委員会文化財課
連絡先
春日市奴国の丘歴史資料館(春日市教育委員会 文化財課)
〒816-0861 福岡県春日市岡本3-57
電話:092-501-1144
ファックス:092-573-1077
メールアドレス:nakoku@city.kasuga.fukuoka.jp
開館時間:午前9時~午後5時
(第3火曜日(祝日の時はその翌日)、12月28日~1月4日は休み)
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