県指定木花村古墳表採埴輪片2例
和田 理啓
( WADA Masahiro )
県指定木花村古墳は旧木花村(現宮崎市大字熊野、鏡洲、加江田、学園木花台を含む地域)に所在する古墳で、昭和12 年7 月2 日に前方後円墳3 基と円墳5 基が指定されている。
その全てが、大字熊野の所在となっているが、現状で確認できるものは前方後円墳2 基と円墳1基である。古墳群は清武川を河口の木崎浜から3km 前後遡った南岸に形成されている河岸段
丘上に位置している。2基の前方後円墳は1 号と2号で、1号では、かつて石棺から鉄剣が出土したとの伝聞(木花郷土誌編纂委員会1980 p)が残っており、2 号の墳丘上や墳丘周辺では窖焼成の埴輪が表採できる。
今回報告する埴輪片は、1980 年に表採されたと記録がある円筒埴輪1点と、2021 年に陣ノ元遺跡発掘調査前の現地確認時に木花村古墳2号周辺で表採した形象埴輪1点である。
その全てが、大字熊野の所在となっているが、現状で確認できるものは前方後円墳2 基と円墳1基である。古墳群は清武川を河口の木崎浜から3km 前後遡った南岸に形成されている河岸段
丘上に位置している。2基の前方後円墳は1 号と2号で、1号では、かつて石棺から鉄剣が出土したとの伝聞(木花郷土誌編纂委員会1980 p)が残っており、2 号の墳丘上や墳丘周辺では窖焼成の埴輪が表採できる。
今回報告する埴輪片は、1980 年に表採されたと記録がある円筒埴輪1点と、2021 年に陣ノ元遺跡発掘調査前の現地確認時に木花村古墳2号周辺で表採した形象埴輪1点である。