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西三河における中世集落の成立と展開

鈴木 正貴
西三河地域の古代から中世までの集落遺跡を概観し、12 世紀後葉頃に中世集落が成立するという画期があることを示した。この画期は1)単数または複数の建物を持つ区画としての屋敷ができ、2)建物は掘立柱建物が主体となり、3)屋敷には区画溝や井戸などが設定されるという変化があり、11世紀から12 世紀には多くの集落遺跡で断絶が認められた。屋敷の起源は豪族居館や古代官衙などに求められると思われるが、西三河では中世初期になってようやく屋敷が一般的な集落に適用されるようになったといえる。
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文化財種別 考古資料
史跡・遺跡種別 集落
遺物(材質分類)
学問種別 考古学
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総覧登録日 : 2021-11-26
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この論文は下の刊行物の 137 - 152 ページ に掲載されています。

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