愛知県日置八幡宮所蔵木造獅子頭考

蔭山 誠一
愛知県愛西市日置八幡宮所蔵木造獅子頭の歴史的位置付けを考えるために、中世前半期における東海地域と中国地方西部の木造獅子頭の形態変遷と地域的特徴を明らかにした。そして建長四(1252)年製作銘の判明した日置八幡宮所蔵獅子頭を通して、鎌倉時代から室町時代前半にみられる東海地域と中国地方西部にみられた共通する変化を様式的変化と捉え、地域の製作者(工人)が当時の文化の中心地からデザインを入手した可能性と東海地域に見られる小地域色の出現を地域の製作者(工人)が以前から存在した獅子頭の写しの結果としておこる地域変容として考えた。また、日置八幡宮が所在した日置荘の資料を通じて日置八幡宮所蔵木造獅子頭製作の背景を指摘した。
蔭山誠一 2008「愛知県日置八幡宮所蔵木造獅子頭考」 『研究紀要』 https://sitereports.nabunken.go.jp/ja/article/22504
NAID :
都道府県 : 愛知県
時代 近代(細分不明)
文化財種別 工芸品
史跡・遺跡種別
遺物(材質分類) 木製品
学問種別
テーマ
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総覧登録日 : 2021-11-26
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