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鍬の機能に関する基礎的研究

樋上 昇
本稿では伊勢湾周辺地域における、弥生~古墳時代の鍬の編年作業をおこなった。さらに、これらの鍬の刃部幅・柄の装着角度を検討した結果、民具学的な機能分化には必ずしも適合しないことがわかった。おそらく弥生時代の鍬は使用者≒製作者の関係にあるため、個人の身体的特徴や作業姿勢の違い(好み)によってバラつきが認められる。半完成品が広域に流通する古墳初頭以降、急速に規格化が進み、その結果、機能による鍬の細分化が成立したものと考えた。ただし、民具学的な器種分化はさらに後のことであり、その萌芽は直柄風呂鍬が出現する古墳後期であると推定した。
NAID :
時代 弥生 古墳
文化財種別 考古資料
史跡・遺跡種別
遺物(材質分類) 木製品
学問種別 考古学
テーマ
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総覧登録日 : 2021-11-26
wikipedia 出典テンプレート : {{Citation ... 開く
wikipedia 出典テンプレート : {{Citation|first=昇|last=樋上|contribution=鍬の機能に関する基礎的研究|title=研究紀要|date=2006-03|url=https://sitereports.nabunken.go.jp/112119|location=愛知県弥富市前ケ須町野方802-24|ncid=AA11568230|doi=10.24484/sitereports.112119|volume=7}} 閉じる
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この論文は下の刊行物の 46 - 61 ページ に掲載されています。

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