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串珠杯の酒宴記録帖をめぐって
Study of record of a drinking bout with the glass sake cup ‟Kushitama-hai”

中山 創太 ( NAKAYAMA Sota )
びいどろ史料庫コレクションに含まれるガラス製の酒器「串珠杯」は、酒宴記録帖とともに伝わっている。4冊の記録帖は、甲 (文化元~明治3年・1804-70)、乙 (安政4~元治元年・1857-64)、丙 (明治14~33年・1881-1900)、丁 (明治38~39年・1905-06) からなり、100年ほどの酒宴記録が収められる。本稿では、本誌33号で言及した乙を除く甲、丙、丁について、主な参会者を確認していくとともに、参会者の一人として登場する「髙木侗山」が旧蔵者であったことを提示する。加えて、串珠杯は大阪福井村(現在の大阪府茨木市)に伝来した可能性についても言及する。

Glass sake cup ‟Kushitama-hai” contained in the Biidoro Shiryoko Collection has been transmitted along with the four records which is described drinking bout. The drinking bout records are composed of 甲 (1804 to 1870), 乙 (1857 to 1864), 丙 (1881 to 1990), 丁 (1905 to 1906).
This article will confirm the main participants of drinking bout records 甲, 丙, 丁 except 乙 which was introduced in the previous journal No.33, and will show that the glass sake cup ‟Kushitama-hai” was in the old Takagi Tozan collection. In addition, this article also mention the possibility that the glass sake cup "Kushitama-hal" was transferred to Fukui village in Osaka.
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総覧登録日 : 2021-11-25
wikipedia 出典テンプレート : {{Citation ... 開く
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