生産用具からさぐる中原4号墳の被葬者像
鈴木 一有
中原4号墳からは、全国的にみても注目しうる種類と量の生産用具が出土した。なぜ、直径8mの小円墳にこれだけの生産用具が副葬されたのか、被葬者の性格について考える。
中原4号墳の被葬者には、倭王権との軍事的な結びつきを前提に、近畿地方や西日本地域の渡来系集団と関係をもち、駿河の地に新たな産業をもたらした技術者集団の統括者としての性格を読み取ることができる、と結論づけることができる。
中原4号墳の被葬者には、倭王権との軍事的な結びつきを前提に、近畿地方や西日本地域の渡来系集団と関係をもち、駿河の地に新たな産業をもたらした技術者集団の統括者としての性格を読み取ることができる、と結論づけることができる。
鈴木一有 2018「生産用具からさぐる中原4号墳の被葬者像」 『『中原第4 号墳の被葬者に迫る』資料集』
https://sitereports.nabunken.go.jp/ja/article/127232
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