出土瓦の胎土分類と数量分析
永井 三郎
( Nagai Saburo )
沼田城跡で出土した瓦の胎土について分類と数量の分析を行った。胎土は非砂質なものと砂質なものに大きく2グループに分けられ、軒瓦の文様の組み合わせから、非砂質胎土は17世紀初頭〜前葉の瓦の胎土、砂質胎土は17世紀中葉から後葉の瓦の胎土とすることができる。
瓦は12,268点、1,409kgが出土した。重量比で計算を行うと、このうち非砂質胎土が60.9%、砂質胎土が39.1%を示す。本丸跡では非砂質胎土が89.1%、砂質胎土が10.1%を示す。本丸堀跡では非砂質胎土が57.1%、砂質胎土が42.9%を示す。天守推定地では非砂質胎土が87.2%、砂質胎土が12.8%を示す。
瓦は12,268点、1,409kgが出土した。重量比で計算を行うと、このうち非砂質胎土が60.9%、砂質胎土が39.1%を示す。本丸跡では非砂質胎土が89.1%、砂質胎土が10.1%を示す。本丸堀跡では非砂質胎土が57.1%、砂質胎土が42.9%を示す。天守推定地では非砂質胎土が87.2%、砂質胎土が12.8%を示す。
永井三郎 2025「出土瓦の胎土分類と数量分析」 『沼田城跡 調査総括報告書』
https://sitereports.nabunken.go.jp/ja/article/127071
