とちぎの「茶の湯」を考える−粟宮宮内遺跡出土小壺底部片の検討−

篠原 浩恵 ( SHINOHARA Hiroe )
 粟宮宮内遺跡出土の施釉陶器小壺底部小片を点茶法(抹茶)に用いる「茶入」と推定する。本資料出土の背景には、江戸時代後期の「茶の湯」の町人層への普及という文化史的側面があると考え、「町人の茶」の道具とみる。加えて、同遺跡内から出土する天目碗を「武家の茶」と捉え、「武家の茶」・「町人の茶」との相関関係の可否を考察する。
 併せて、遺跡の地理的要因から「茶の湯」の場を振り返り、茶道具が出土する環境に「水」が関わる可能性を提示する。
篠原 浩恵 2020「とちぎの「茶の湯」を考える−粟宮宮内遺跡出土小壺底部片の検討−」 『研究紀要』 https://sitereports.nabunken.go.jp/ja/article/121967
NAID :
都道府県 : 栃木県
時代 江戸
文化財種別 考古資料
史跡・遺跡種別 集落
遺物(材質分類) 土器
学問種別 考古学
テーマ 文化系統 資料紹介
他の電子リソース :
総覧登録日 : 2024-03-15
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