免田式土器の分類と構造
無記名
二子塚遺跡の免田式土器を、紋様構造と土器の形態及び施紋位置によりⅠ〜Ⅶ類に分類し、時期的変遷を整理した。その結果、免田式土器は、 当初からI類とりわけI a 類を基調とした極相を呈し、定常状態を保ったまま終止する、と結論した。つまり、免田式土器が時期的に変遷するとした知見は、少なくとも二子塚遺跡においては成立しない。
二子塚遺跡の免田式土器の出土状況を整理した結果、免田式土器は遺構の種別に応じた廃棄の契機を考える必要があること、集落内の道路の北側しかも中心部と考えられる範囲に凝集すること、条溝では鍛冶遺構近くの2箇所に多量出土箇所が特定できること、が判明した。
二子塚遺跡の免田式土器の出土状況を整理した結果、免田式土器は遺構の種別に応じた廃棄の契機を考える必要があること、集落内の道路の北側しかも中心部と考えられる範囲に凝集すること、条溝では鍛冶遺構近くの2箇所に多量出土箇所が特定できること、が判明した。