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静岡県における有茎尖頭器の利用

柴田 亮平 三好 元樹 中村 雄紀
有茎尖頭器は縄文時代草創期前半の特徴的な石器であるが、県内では近年の大規模工事に伴う発掘調査の結果、資料数が大幅に増加している。そのため、本論では静岡県内から出土した有茎尖頭器の集成をおこなった。集成の結果、511点の有茎尖頭器が出土しており、その大半が東部地域に集中すること、旧石器時代遺跡の密集地域であった磐田原台地では出土例に乏しいことがわかった。また、石器群として出土する例に乏しく、大半が散在的な出土の様相を見せることを再確認した。東部地域ではホルンフェルス(頁岩)と安山岩が利用石材の約8割を占め、近傍の石材に依存していることが分かった。その一方で、残りの2割には青森県深浦八森山産の黒曜石など遠隔地の石材が少数含まれていることが明らかとなり、縄文時代草創期の地域・社会関係を明らかにする上での課題が浮かんできた。
NAID :
都道府県 : 静岡県
時代 縄文
文化財種別 考古資料
史跡・遺跡種別
遺物(材質分類) 石器
学問種別 考古学
テーマ 資料集成
他の電子リソース :
総覧登録日 : 2021-04-12
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wikipedia 出典テンプレート : {{Citation|first=亮平|last=柴田|first2=元樹|last2=三好|first3=雄紀|last3=中村|contribution=静岡県における有茎尖頭器の利用|title=静岡県埋蔵文化財調査研究所研究紀要|date=2011-01-31|url=https://sitereports.nabunken.go.jp/90640|location=静岡市駿河区谷田23-20|ncid=AN10278361|doi=10.24484/sitereports.90640|volume=17}} 閉じる
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この論文は下の刊行物の 25 - 38 ページ に掲載されています。

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