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静岡県における水中文化遺産の現状と課題

永田 悠記
熱海市初島沖の海底で見つかった近世の沈没船と思われる船体及びその遺物は、様々な海を抱える静岡県の水中文化遺産の一事例である。しかし、この沈没船資料のように、水中文化遺産の中には埋蔵文化財包蔵地として認知されていない事例も少なからずある。その中には、陸上の遺跡からは得られない情報が多数含まれており、考古学研究にとって重要である。水中文化遺産についても、陸上の埋蔵文化財と同様に「文化財保護法」の適用範囲内であるが、その取り扱いは曖昧な部分があり、適用がなされなければ「水難救護法」の適用により発見者の手に渡ってしまう可能性もある。こうした法制度の不備をすり抜け、貴重な文化遺産を金品目当てで獲得する行為が横行している。こうした貴重な水中文化遺産を強奪から守ることは、現在の埋蔵文化財制度や法体系では甚だ困難であるが、その背景には水中文化遺産に対する認識不足や誤解があり、水中文化遺産の取り扱いについての法整備と適切な認識が何よりも重要である。本稿では、多くの海洋や湖沼が存在している静岡県の水中文化遺産の現状と課題を明示し、水中文化遺産についての理解と認識を深めてもらうことを意図した。
NAID :
都道府県 : 静岡県
文化財種別 考古資料
遺跡種別 水中 その他
遺物(材質分類)
学問種別 考古学
テーマ 活用手法
他の電子リソース :
総覧登録日 : 2021-04-11
wikipedia 出典テンプレート : {{Citation ... 開く
wikipedia 出典テンプレート : {{Citation|first=悠記|last=永田|contribution=静岡県における水中文化遺産の現状と課題|title=静岡県埋蔵文化財センター 研究紀要 第2号|date=2013-06-28|url=https://sitereports.nabunken.go.jp/90628|location=静岡市清水区蒲原5300-5|ncid=AA12563560|doi=10.24484/sitereports.90628}} 閉じる
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この論文は下の刊行物の 35 - 42 ページ に掲載されています。

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