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元岡・桑原遺跡群

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/86704
DOI 二次元コード
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.86704
引用表記 福岡市教育委員会 2018 『福岡市埋蔵文化財調査報告書1354:元岡・桑原遺跡群』福岡市教育委員会
福岡市教育委員会 2018 『元岡・桑原遺跡群』福岡市埋蔵文化財調査報告書1354
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書名 元岡・桑原遺跡群
発行(管理)機関 福岡市 - 福岡県
書名かな もとおか・くわばらいせきぐん
副書名 第42次(5)・52次調査の報告/九州大学統合移転用地内埋蔵文化財発掘調査報告書
巻次 29
シリーズ名 福岡市埋蔵文化財調査報告書
シリーズ番号 1354
編著者名
編集機関
福岡市教育委員会
発行機関
福岡市教育委員会
発行年月日 20180326
作成機関ID 40130
郵便番号 8108620
電話番号 0927114667
住所 福岡県福岡市中央区天神1丁目8番1
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 元岡・桑原遺跡群 第42次 
遺跡名かな もとおか・くわばらいせきぐん
本内順位
遺跡所在地 福岡県福岡市西区大字元岡
所在地ふりがな ふくおかけんふくおかしにしくおおあざもとおか
市町村コード 40135
遺跡番号 2782
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 333509.5
東経(世界測地系)度分秒 1301255.7
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 33.585972 130.215472
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20041001-20090630
調査面積(㎡)
4800
調査原因 記録保存調査
遺跡概要
種別
集落
時代
縄文
弥生
古墳
主な遺構
自然流路
竪穴住居
掘立柱建物
主な遺物
縄文土器
弥生土器
土師器
朝鮮系無文土器
楽浪系土器
土製品
石錘
紡錘車
石斧
石包丁
石鏃
特記事項
遺跡名 元岡・桑原遺跡群 第52次
遺跡名かな もとおか・くわばらいせきぐん
本内順位
遺跡所在地 福岡県福岡市西区大字元岡
所在地ふりがな ふくおかけんふくおかしにしくおおあざもとおか
市町村コード 40135
遺跡番号 2782
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 333510.4
東経(世界測地系)度分秒 1301254.6
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 33.586222 130.215166
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20041001-20090630
調査面積(㎡)
3900
調査原因 記録保存調査
遺跡概要
種別
その他
時代
縄文
主な遺構
遺物集中部
主な遺物
石鏃
尖頭器
楔形石器
スクレーパー類
縄文土器
特記事項 九州に例のない形態の石器類が出土。剥片や砕片に使用痕(線状痕)が認められた。
種別
集落
時代
縄文
弥生
古墳
主な遺構
自然流路
竪穴住居
掘立柱建物
主な遺物
縄文土器
弥生土器
土師器
朝鮮半島系土器
楽浪系土器
土製品
石錘
紡錘車
石斧
石包丁
石鏃
青銅器鋳型
木製品
特記事項 絵画のある琴板、朝鮮系無文土器や山陰・瀬戸内などの外来系土器が出土。
要約 (縄文)少数の土器と石器からなる遺物集中部が4ヶ所認められた。遺物分布や使用痕の分析により、石器製作と日常生活を行う空間の存在が明らかになった。九州に例のない遺跡群であるが、その形態的特徴により寒冷期のヤンガー・ドリヤス期の大原D14 区より古い、温暖期のアレレード期に位置づけられる可能性が高まった。
(弥生~古墳)谷を南北に流れる2本の自然流路 (幅 30 m前後)の中からコンテナ1万箱をこす多量の遺物が出土した。 縄文土器を含んでいるが、主体は弥生時代中期後半から古墳時代前期の遺物である。土器の集積を構成する在来系土器には絵画土器なども含まれている。外来系の土器では無文土器や楽浪系土器などの朝鮮半島系の土器、国内では中国地方の土器の搬入が目立っている。
小銅鐸2点、五銖銭・貨泉などの漢代の貨幣、小形仿製鏡、青銅製鞘尻金具、辰砂の粒子、銅鏃などの金属器類 が出土しており1246 集で報告した。絵画のある琴、トリ形木製品、翳とみられる有文木製品、木偶など祭祀遺物、船材を始めとする多種多様な木製品など、 特徴的な遺物が出土しており、これらについては1246 集で報告した。
SD01・02、これら2本の流路の間には、竪穴住居や掘立柱建物群があり、 弥生時代中期から後期にかけての時期に比定される。このようにきわめて豊富な出土遺物は、この地が弥生時代から古墳時代初頭にかけて糸島地方の祭祀・交易の拠点として長く機能したことを示している。

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