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農山漁村地域復興基盤総合整備事業関連遺跡調査報告

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/86517
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.86517
引用表記 公益財団法人福島県文化振興財団 遺跡調査部 2016 『福島県文化財調査報告書508:農山漁村地域復興基盤総合整備事業関連遺跡調査報告』福島県教育委員会他
公益財団法人福島県文化振興財団 遺跡調査部 2016 『農山漁村地域復興基盤総合整備事業関連遺跡調査報告』福島県文化財調査報告書508
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書名 農山漁村地域復興基盤総合整備事業関連遺跡調査報告
発行(管理)機関 福島県教育委員会 - 福島県
有償頒布・配布ページ https://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/70017a/
※ 有償頒布・配布していない場合もあります
書名かな のうさんぎょそんちいきふっこうきばんそうごうせいびじぎょうかんれんいせきちょうさほうこく
副書名 天化沢A遺跡
巻次 1
シリーズ名 福島県文化財調査報告書
シリーズ番号 508
編著者名
編集機関
公益財団法人福島県文化振興財団 遺跡調査部
発行機関
福島県教育委員会
福島県文化振興財団
福島県農林水産部相双農林事務所
発行年月日 20160323
作成機関ID
郵便番号 9608688
電話番号 0245211111
住所 福島県福島市杉妻町2−16
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 天化沢A遺跡
遺跡名かな てんがさわAいせき
本内順位
遺跡所在地 福島県南相馬市原町区北泉字天化沢他
所在地ふりがな ふくしまけんみなみそうましはらまちくきたいずみあざてんがさわほか
市町村コード 072125
遺跡番号 664
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 373930
東経(世界測地系)度分秒 1410010
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 37.658333 141.002777
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20140408-20150217
調査面積(㎡)
30200
調査原因 農山村地域復興基盤総合整備事業 土取りに伴う記録保存調査
遺跡概要
種別
集落
製鉄
時代
縄文
弥生
奈良
平安
主な遺構
竪穴住居跡
竪穴状遺構
製鉄炉跡
土坑
木炭焼成坑
木炭窯跡
特殊遺構
鍛冶炉跡
遺物包含層
埋甕
主な遺物
縄文土器
弥生土器
弥生石器
土師器
須恵器
羽口
鉄滓
特記事項 天化沢A遺跡は、縄文時代・弥生時代・奈良時代・平安時代の複合遺跡である。
要約 縄文・弥生時代の明確な遺構は竪穴状遺構1基と埋甕1基である。
調査区内を開析する谷を中心に小規模な遺物包含層が形成されていることが確認できた。
縄文土器は前期中葉頃の土器がわずかに出土した。
弥生時代は中期頃の土器と石庖丁や石斧・石鏃などの石器が出土した。
奈良時代には、開析谷に面する斜面地に竪穴住居跡数軒からなる小規模集落跡である。7号住居跡からは、鉄鉢を模倣した須恵器鉢や土師器の小型短頸壺・燈明皿など仏教行事に関連する遺物が確認できたことが特筆される。また、11号住居跡のカマド支脚として、行方郡衙に比定される泉官衙遺跡群で用いられたと推定される瓦片が転用されていた。
平安時代では、竪穴住居跡の他に、製鉄炉跡、鍛冶炉跡や木炭窯跡、木炭焼成遺構、木炭焼成土坑などの製鉄関連遺構を確認した。遺跡中央部を開析する谷の裾部に製鉄炉跡が密集して分布する。9世紀後半〜10世紀前葉に属する。 

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