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市内遺跡発掘調査報告書

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/72670
引用表記 狛江市教育委員会 2019 『狛江市文化財調査報告書32:市内遺跡発掘調査報告書』狛江市教育委員会
狛江市教育委員会 2019 『市内遺跡発掘調査報告書』狛江市文化財調査報告書32
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ファイル
書名 市内遺跡発掘調査報告書
発行(管理)機関 狛江市 - 東京都
書名かな しないいせきはっくつちょうさほうこくしょ
副書名 平成26-29年度
巻次 6
シリーズ名 狛江市文化財調査報告書
シリーズ番号 32
編著者名
編集機関
狛江市教育委員会
発行機関
狛江市教育委員会
発行年月日 20190329
作成機関ID 13219
郵便番号 2018585
電話番号 0334301111
住所 東京都狛江市和泉本町1-1-5
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 宿屋敷西遺跡 第5地点
遺跡名かな しゅくやしきにしいせき
本内順位
遺跡所在地 東京都狛江市岩戸北一丁目2番内
所在地ふりがな とうきょうとこまえしいわどきた
市町村コード 13219
遺跡番号 22
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 353806
東経(世界測地系)度分秒 1393450.9
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 35.635 139.580805
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20180510-20180528
調査面積(㎡)
449.50
調査原因 宅地造成工事
遺跡概要
種別
集落
時代
縄文
主な遺構
土坑1基
主な遺物
石器
特記事項
種別
集落
古墳
時代
古墳
主な遺構
竪穴住居跡2軒
古墳周溝1基
主な遺物
土師器
須恵器
砥石
鉄鐸
鉄斧
刀子
編物石
特記事項 住居跡2軒は、古墳時時代中期和泉式期。
また、主体部を含めて墳丘が削平されてしまった古墳跡(周溝)が検出された。周溝は、外径17.5m、内径13mほどで北西にブリッジを有する。本来径11m前後の墳丘を有していたものと想定される。ブリッジ脇の周溝内からは、鉄鐸、有袋鉄斧、砥石などがまとまって出土。鉄鐸は全長3.7㎝で笠型、舌は残存していない。鉄斧は全長14.8㎝で、無肩の有袋鉄斧。古墳の築造時期は5世紀半ばである。
5世紀第1四半期から第2四半期にかけて営まれた集落のすぐ近くに、5世紀第3四半期に古墳が築造されたものと考えられる。

種別
不明
時代
近世(細分不明)
近代(細分不明)
主な遺構
土坑1基
主な遺物
特記事項
要約  宿屋敷西遺跡は、旧野川の谷筋に面した台地縁辺に広がる遺跡で、古墳時代中期の住居跡2軒及び古墳の周溝1基等が検出された。和泉式土器の標識遺跡である和泉遺跡とは、旧野川の谷筋を挟んで東西に対峙する位置関係にある。
 古墳は墳丘が完全に削平されてしまっており、これまで知られてしなかった新発見の古墳である。調査地のすぐ南側では、小田急線連続立体交差事業に伴う発掘調査において、やはり同様に墳丘が削平されてしまった古屋敷塚古墳が調査されている。所産時期、ブリッジの方向などから、同一集団によって築造された古墳と考えられる。なお、古墳周溝からは、鉄鐸、鉄斧、砥石等の遺物がまとまって出土した。

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