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生麦八幡前遺跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/70745
引用表記 かながわ考古学財団 2019 『かながわ考古学財団調査報告320:生麦八幡前遺跡』かながわ考古学財団
かながわ考古学財団 2019 『生麦八幡前遺跡』かながわ考古学財団調査報告320
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ファイル
書名 生麦八幡前遺跡
発行(管理)機関 (公財)かながわ考古学財団 - 神奈川県
書名かな なまむぎ はちまん まえ いせき
副書名 横浜市鶴見一丁目地区防災公園街区整備事業に伴う発掘調査
巻次
シリーズ名 かながわ考古学財団調査報告
シリーズ番号 320
編著者名
編集機関
かながわ考古学財団
発行機関
かながわ考古学財団
発行年月日 20190315
作成機関ID
郵便番号 2320033
電話番号 0452528689
住所 神奈川県横浜市南区中村町3-191-1
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 生麦八幡前遺跡
遺跡名かな なまむぎはちまんまえいせき
本内順位
遺跡所在地 神奈川県横浜市鶴見区鶴見一丁目1-1、岸谷四丁目1412-1外
所在地ふりがな かながわけんよこはましつるみくつるみいっちょうめ1-1、きしやよんちょうめ1412-1ほか
市町村コード 14101
遺跡番号 112
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 353002
東経(世界測地系)度分秒 1394014
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 35.500555 139.670555
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20161216-20171015
調査面積(㎡)
5110
調査原因 マンション・防災公園建設
遺跡概要
種別
集落
時代
近代(細分不明)
主な遺構
煉瓦製排水枡1
切石製境界杭1
和製洋瓦廃棄土坑1
主な遺物
和製洋瓦
煉瓦
特記事項 旧花月園遊園地に関係する遺構と遺物が確認された
種別
集落
時代
近世(細分不明)
主な遺構
道状遺構2
溝状遺構1
主な遺物
陶磁器
特記事項 台地上を東西に走る溝状遺構が確認された
種別
集落
時代
古代(細分不明)
主な遺構
竪穴状遺構1
溝状遺構1
土坑1
ピット2
主な遺物
土師器
須恵器
土器
石器
特記事項 溝状遺構からは北関東系の須恵器が出土している
種別
集落
時代
弥生
古墳
主な遺構
竪穴住居12
溝状遺構2
土坑2
主な遺物
土器
石器
特記事項 東海地方などの搬入品の土器が確認されている
種別
集落
時代
縄文
主な遺構
竪穴住居18
竪穴状遺構1
掘立柱建物4
集石3
土坑3
ピット1394
主な遺物
土器
石器
特記事項 住居内貝層が3軒で確認されており、埋甕・釣手土器・倒置深鉢等の特徴的な土器が多数確認されている
要約  生麦八幡前遺跡は鶴見川河口付近の右岸の台地上に形成された遺跡で、近代から縄文時代の遺構や遺物を確認できた。近代は旧花月園遊園地に関係する調査が行われた。弥生時代~古墳時代前期は竪穴住居の調査により、在地の土器だけではなく東海地方や東京湾沿岸等の他地域の要素の入った土器が多く確認されており、遠隔地との交流をうかがうことができる。縄文時代は、ほとんどが加曽利E2式またはE3式の時期に相当する竪穴住居で、東側で1軒のみ加曽利E4式期の時期の柄鏡形住居が確認されている。また、鶴見川河口付近に形成された遺跡の特徴として、住居内貝層を確認できたものが3軒ある。貝は干潟に生息するイボキサゴが大半を占め、干潟周辺で採集された貝も見受けられる。縄文時代の食生活の一部を知る手がかりとなった。

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