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万丁目遺跡発掘調査報告書

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/70336
DOI 二次元コード
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.70336
引用表記 公益財団法人岩手県文化振興事業団埋蔵文化財センター 2020 『岩手県文化振興事業団埋蔵文化財調査報告書717:万丁目遺跡発掘調査報告書』岩手県県南広域振興局農政部北上農村整備センター他
公益財団法人岩手県文化振興事業団埋蔵文化財センター 2020 『万丁目遺跡発掘調査報告書』岩手県文化振興事業団埋蔵文化財調査報告書717
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書名 万丁目遺跡発掘調査報告書
発行(管理)機関 (公財)岩手県文化振興事業団埋蔵文化財センター - 岩手県
書名かな まんちょうめいせきはっくつちょうさほうこくしょ
副書名 経営体育成基盤整備事業万丁目地区に伴う緊急発掘調査
巻次
シリーズ名 岩手県文化振興事業団埋蔵文化財調査報告書
シリーズ番号 717
編著者名
編集機関
公益財団法人岩手県文化振興事業団埋蔵文化財センター
発行機関
岩手県県南広域振興局農政部北上農村整備センター
公益財団法人岩手県文化振興事業団
発行年月日 20200313
作成機関ID
郵便番号 0200853
電話番号 0196389001
住所 岩手県盛岡市下飯岡11地割185番地
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 万丁目遺跡
遺跡名かな まんちょうめいせき
本内順位
遺跡所在地 岩手県花巻市南万丁目844-1ほか
所在地ふりがな いわてけんはなまきしみなみまんちょうめ844-1ほか
市町村コード 03205
遺跡番号 ME25-2242
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 392311
東経(世界測地系)度分秒 1410517
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 39.386388 141.088055
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20180406-20181031
調査面積(㎡)
11500
調査原因 経営体育成基盤整備事業
遺跡概要
種別
集落
城館
時代
縄文
平安
中世(細分不明)
近世(細分不明)
近代(細分不明)
主な遺構
土坑
陥し穴状遺構
竪穴住居
掘立柱建物
カマド状遺構
井戸
苑池
主な遺物
縄文土器
石器
石製品
土師器
かわらけ
渥美産陶器
中国産白磁
中国産青磁
瀬戸産陶器
銭貨
鉄製品
木製品
砥石
茶臼
石製挽臼
特記事項
要約  今回の調査の主体は中世の遺構である。大別すると12世紀後半~15世紀中頃の居館と15世紀後半~16世紀中頃の屋敷がある。居館は幅1m程の溝で東西約80m×南北約50mの不整な長方形範囲が区画され、区画内部には、約100㎡以上の規模を有する主屋掘立柱建物と附属掘立柱建物、竪穴建物などが配置される。居館は8期の変遷が想定される。特筆される遺構には、1期に属する仏堂と推測されるSB4、3期から6期に存在した苑池SG1が挙げられる。6基の主屋SB2は、面積260㎡で今回検出の掘立柱建物で最大規模で、6期が居館の最盛期と想定される。出土遺物には、12世紀のかわらけ、12世紀~15世紀中頃の中国産白磁、青磁、渥美産陶器、瀬戸産陶器(古瀬戸)がある。かわらけは色調、胎土から「比爪」産と判断され、本居館は比爪系の奥州藤原氏と関係が深かったと推測される。15世紀中頃の居館廃絶後、遺跡には一般階層の屋敷が構えられる。屋敷は3時期(9~11期)に分けられる。この屋敷は16世紀中頃には終焉する。その後空白期間があり、近世(1680年頃~)には屋敷が構えられている。この他、7世紀末~8世紀初頭の竪穴住居2棟、平安時代(9世紀)の竪穴住居1棟、縄文時代の竪穴住居の残欠と推測される炉1基が検出されている。炉は埋設されていた土器から、縄文時代後期初頭と推測される。

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