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柏北部東地区埋蔵文化財発掘調査報告書

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/63224
引用表記 千葉県教育振興財団 2017 『千葉県教育振興財団調査報告770:柏北部東地区埋蔵文化財発掘調査報告書』千葉県教育振興財団他
千葉県教育振興財団 2017 『柏北部東地区埋蔵文化財発掘調査報告書』千葉県教育振興財団調査報告770
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ファイル
書名 柏北部東地区埋蔵文化財発掘調査報告書
発行(管理)機関 (公財)千葉県教育振興財団文化財センター - 千葉県
書名かな かしわほくぶひがしちくまいぞうぶんかざいはっくつちょうさほうこくしょ
副書名 柏市小山台遺跡A区 縄文時代以降編
巻次 12
シリーズ名 千葉県教育振興財団調査報告
シリーズ番号 770
編著者名
編集機関
千葉県教育振興財団
発行機関
千葉県教育振興財団
都市再生機構首都圏ニュータウン本部
発行年月日 20171115
作成機関ID 122289
郵便番号 2840003
電話番号 0434244848
住所 千葉県四街道市鹿渡809番地の2
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 小山台遺跡A区
遺跡名かな こやまだいいせきAく
本内順位
遺跡所在地 千葉県柏市大室字小山台633ほか
所在地ふりがな ちばけんかしわしおおむろあざこやまだい633ほか
市町村コード 12217
遺跡番号 020
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 355441.00
東経(世界測地系)度分秒 1395738.00
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 35.911388 139.960555
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20080528-20150327
調査面積(㎡)
11781
調査原因 柏北部東地区土地区画整理事業に伴う埋蔵文化財調査
遺跡概要
種別
集落
時代
縄文
古墳
主な遺構
縄文:竪穴住居跡28
炉穴27
陥穴2
土抗78
トンネル状遺構2か所
古墳:竪穴住居跡1
主な遺物
縄文土器
縄文:土製品(土器片錘・円板・玦状耳飾)
縄文:石器(石鏃・石鏃未製品・楔形石器・石匙・石錐・打製石斧・磨製石斧・磨石類・敲石・石皿など)
縄文:石製品(垂飾・玉)
縄文:貝製品(貝輪・貝刃)
縄文:骨製品(小玉)
古墳:土師器
特記事項 トンネル状遺構を、台地斜面部から平坦部にかけて検出した。
要約 小山台遺跡は現利根川の右岸台地上に立地する。遺跡は南北に分かれ、北部(A区)の縄文時代以降についての調査成果を本書に掲載した。遺構は縄文時代早期の炉穴が台地縁辺部付近を主体に検出され、縄文時代前期には黒浜式期の集落が形成される。遺跡西側にある谷の対岸に立地する大松遺跡はじめ、駒形遺跡と富士見遺跡においても黒浜式期の集落が検出されており、この時期の集落が密集する地域であることが鮮明になった。また、諸磯・浮島式期と考えられるトンネル状遺構を検出した。その竪坑からは貝層とともに土器や石器が出土し、トンネル部からは焼土が検出され、人為的な所産であることが判明した。また、この種の遺構がアナグマ猟に関わる可能性があることを指摘した。その後縄文時代中期の集落形成は、小山台遺跡の南部に中心が移り、縄文時代後期に堀之内式期の竪穴住居跡と土坑2基を検出したにとどまる。また古墳時代前期の竪穴住居跡を1軒検出したが、その後に継続する状況は認められない。

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